RCCの災害報道と「 Yahoo!防災速報」が連携~「災害マップ」に災害情報を投稿・テレビ放送に活用~
株式会社中国放送(本社:広島市中区 代表取締役社長:宮迫良己)は、ヤフー株式会社(以下、Yahoo! JAPAN)と連携し、同社が提供する「Yahoo!防災速報」アプリ(iOS版、Android版)の災害状況をユーザー同士が共有できる機能「災害マップ」を、広島エリアの災害報道に活用します。
■「災害マップ」の報道活用
RCCでは「災害マップ」を活用し、ユーザーが投稿をした情報を災害報道に利用する取り組みを、中四国の放送局として初めて開始します。投稿された県内各地の大雨、災害情報を「災害マップ」に表示し、レギュラー番組の天気コーナーや災害時のテレビ報道で紹介します。また、RCCが入手した情報を投稿し、一般のユーザーとタイムリーな情報を共有することで、災害時の避難行動などに役立てます。
■Yahoo! JAPAN「災害マップ」について
Yahoo! JAPANでは、早期に災害の状況を知り、避難判断に役立てていただくことを目的に、自治体や気象庁などの公的機関から発信される情報だけではなく、ユーザー同士が現在地の災害状況を共有できる機能として、去年3月に「災害マップ」の提供を開始しました。去年、九州や東北など広範囲で発生した「令和2年7月豪雨」では、約1か月間で「災害マップ」上で災害状況が7万8千件以上、停電などのライフライン状況が33万件以上投稿され、全国各地でたくさんのユーザー同士が身の回りで発生している川の氾濫や増水、強風などの状況をリアルタイムに共有し合いました。
■報道機関・自治体やNPOなどとの連携
これまで個人のユーザーのみが投稿できた「災害マップ」において、去年9 月より新たに NPO などの団体や報道機関をはじめとする企業からの投稿が可能になり、ユーザーは被災地の最前線で災害救助を行っている団体や、現地の最新状況を取材する報道機関などが持つ、避難所関連情報や各種支援情報、被災状況などが得られるようになりました。また、このパートナー連携には広島県も自治体として参加しており、過去の災害記録を防災マップ上で公開しています。 Yahoo! JAPAN との「災害マップ」パートナーに関する契約を締結した団体や企業のみが「災害マップ」に投稿できるため、ユーザーは信頼性の高い情報として、災害時の行動に役立てられます。 この度、RCCは Yahoo! JAPAN と「災害マップ」パートナー契約を結び、広島エリアの災害情報の投稿を開始します。
■「Yahoo!防災速報」アプリについて
利用者数2,200万人(※3)以上のスマートフォン向け防災通知アプリ「Yahoo!防災速報」は、緊急地震速報や豪雨予報、避難情報など、ユーザーの安全に役立つ情報を配信するサービスです。またユーザーが日頃から災害に備えられるように、防災関連情報をまとめた「防災手帳」機能も搭載しています。 ※3:2021年5月時点