被爆80年に向けた取り組みを始めます


シリーズ企画 『ヒロシマの記録 film of HIROSHIMA』



1945年8月6日。この日、10歳以上で原爆の惨禍にあった被爆者は2025年夏には90歳以上となり、残された時間はわずかとなっています。一方、世界では分断が進み、核廃絶どころか使用のリスクが高まっています。そして、被爆地・広島では、あの日の記憶が風化していくことが懸念されています。
2025年8月に向けて、RCCは「被爆80年プロジェクト」を展開していきます。その一環として、シリーズ企画『ヒロシマの記録 film of HIROSHIMA』をスタートさせました。



【企画概要】
RCCが所蔵する、ユネスコ「世界の記憶」への登録を申請中の原爆記録映像「日映フィルム」を基に、撮影時の惨状やエピソードを紹介するとともに、被爆の記憶を受け継ぐ人たちの思いを伝えます。


【放送予定】
2025年8月まで
「イマナマ!」5時台ニュースの特集として放送(不定期)

※第1回を5月23日に放送しました。
 第一回「ヒロシマがどう記録されたのか」





【参考】「日映フィルム」

正式名称は「学術調査に伴う記録動画フィルム」。1945年9月下旬から10月にかけ、社団法人日本映画社が「原子爆弾災害調査研究特別委員会」に補助機関として同行して撮影し、同社のスタッフが日本に残した約110分のモノクロ映像。広島での撮影は約1か月間に及び、爆心地付近を含む広島市内の被害状況を収めている。「世界の記憶」への最終的な登録の可否は、被爆80年となる2025年のユネスコ執行委員会で決まる見通し。