ことしも「被爆電車特別運行プロジェクト2024」を開催します

 被爆電車特別運行プロジェクトは、「被爆者の高齢化が進む中、未来の世代に平和について考えてもらうきっかけになれば」という思いで、RCC被爆70年プロジェクトの一環として2015年にスタートし、これまで約2,800名の方にご参加いただきました。 
 昨年はG7広島サミットが開催され、被爆地から世界に平和を訴える大変意義深い年となりました。特別運行プロジェクトでは、未来の平和の担い手である子どもたちに、被爆電車を通じて平和を学び、そして伝えてほしいという願いを込めて、8月6日に抽選で選ばれた広島市立袋町小学校の児童30名に乗車していただきました。 
 
 今年は、夏休み前の7月に県内の小学生(クラス・学年単位)に乗車していただきます。運行中の車内では、被爆電車653号や運行経路の主要スポットについて、写真や映像とアナウンスによりご紹介します。また、被爆建物が現存する広島電鉄千田車庫の見学も予定しています。




【開催概要】

名 称:被爆電車特別運行プロジェクト2024

目 的:
•    被爆者の高齢化が進む中、あの日・昭和20年8月6日に広島市内を走っていた路面電車に実際に乗っていただき、体感することで、
   被爆の惨禍とそこからの復興の歴史について、未来を担う世代に継承する
•    核兵器使用の懸念が高まる中、世界で最初の被爆地である広島から平和の尊さを世界に発信する

主 催:株式会社中国放送、広島電鉄株式会社

運行日:7月の平日(日時は決定した学校と相談させていただきます)
    午前・午後の計2便

集合場所:広島駅(現地まで各自でお越し下さい)

行 程:
   【午前便】
   10:00 広島駅発  ➡ 10:22 広電本社前 ➡  広島電鉄 千田車庫見学
   ➡  11:00  広電本社前  ➡  11:16 原爆ドーム前(解散)
   【午後便】
   14:00 広島駅発  ➡  14:22  広電本社前 ➡   広島電鉄 千田車庫見学
    ➡   15:00 広電本社前  ➡  15:16 原爆ドーム前(解散)
   ※出発時間については、決定校と相談

運行区間:
   広島駅~比治山下~皆実町六丁目
    ~広電本社前で下車(広島電鉄 千田車庫の見学)~原爆ドーム前

ルート概要:
   戦時中、広島駅から兵員輸送の拠点であった宇品港への輸送力強化のため、
   軍の要請を受けて建設した歴史をもつ比治山線から、皆実町六丁目を右折。
   広電本社前で下車、広島電鉄千田車庫で被爆電車や被爆建物の見学を実施。
   被爆電車653号と記念撮影をし、広電本社前を再出発。被害の大きかった
   広島市中心部を経由し、原爆ドームを終着点とします。
   車 両:被爆電車653号

参加費:無料

車内での取り組み:
   被爆電車653号の歴史や電車の運行経路上の主要スポットについて、戦前や戦時中、
   そして被爆直後の状況を写真や映像を解説します。そして車窓からの
   平和な日常とシンクロして見ることで、戦争の悲惨さを理解し、平和の尊さを考えていただきます。

【乗車体験申込方法】

対象は広島県内の小学生(高学年推奨)とし、クラス単位または学年での応募とします。
応募資格は、『小学校校長or教諭などの担当者のみ』で、
当日乗車できるのは最大児童80名、引率者(教諭)8名まで。
(但し、午前・午後便のそれぞれの上限は児童40名、引率4名まで)
当日、広島駅までは各自でお越しください

•    応募期間:5月20日(月)~6月7日(金)
•    応募方法:① 公式サイト  https://rcc.jp/tram/
        ② ハガキ              
             〒730-8504 広島市基町21-3 
              RCC被爆電車特別運行プロジェクト2024 事務局宛
•    応募要項:
      ①小学校名、学年
      ②人数(おとな/こども)
      ③代表者(教諭)の氏名、当日の連絡先、メールアドレス
      ④希望日時

   ※申込多数の場合は、抽選になります。
   ※当選した学校のみ、6月14日(金)までにご連絡します。
   ※当日カメラ取材を行います。

撮影した映像は、後日ニュースやHPなどで使用させていただきます。予めご了承下さい。



【昨年の様子】
 広島市立袋町小学校5・6年 児童30名+引率3名が参加


〇車内では映像を見ながら、広島電鉄社員による説明




〇広島電鉄千田車庫に下車し、被爆建物を見学