被爆電車特別運行プロジェクト 一般向け乗車体験を再開します
RCC開局70年×広島電鉄創業110年
被爆電車特別運行プロジェクト2022
~走り続けることは、伝え続けることだから~
一般向け乗車体験を再開します
被爆電車特別運行プロジェクトは、「被爆者の高齢化が進む中で、未来の世代に平和について考えてもらうきっかけになれば」という思いで、被爆70年プロジェクトの一環として2015年にスタートし、2019年までの5年間で約2,700名の方にご参加いただきました。
コロナ禍の2020年、2021年は、感染拡大防止のため、一般の方々を対象とした乗車体験を見送りましたが、被爆電車「653号」が広島市内を走行する模様や、車窓から広がる現在の広島の平和な光景をライブ配信するという新たな取り組みを実施しました。
コロナ禍3年目となった今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止にかかる様々な制限が緩和され、感染防止対策と両立した社会経済活動も通常に戻りつつある状況を鑑み、感染防止対策を講じたうえで、3年ぶりに一般参加による乗車体験を再開することとしました。
新たな取り組みとして、運行中の車内で、運行経路の主要スポットについて、戦時中から戦後復興の歴史などを写真や映像とアナウンスによりご紹介します。
そして、核兵器使用の懸念が高まる世界情勢の中、昨年、一昨年と取り組んだインターネットによるライブ配信も引き続き継続し、復興のシンボルである被爆電車が被爆地・広島を走行する模様を国内外に届けることで、「平和の尊さ」を発信します。
【開催概要】
■ 名称
RCC開局70年×広島電鉄創業110年 被爆電車特別運行プロジェクト2022
■ 目的
・ 被爆者の高齢化が進む中、あの日・昭和20年8月6日に広島市内を走っていた電車に実際に乗車し、体感いただくことで、被爆の惨禍とそこからの復興の歴史について、未来の世代に継承する
・ 核兵器使用の懸念が高まる世界情勢の中、世界で最初の被爆地である広島から平和の尊さを発信する
■ 主催 株式会社中国放送、広島電鉄株式会社
■ 後援 広島県、広島県教育委員会、広島市、広島市教育委員会、中国運輸局
■ 運行日 8月6日(土)・7日(日)・8日(月)・9日(火) 4日間 計7便運行
■ 運行スケジュール
<午前の部>
10:30 広島駅発 ➡ 11:26 広電西広島 ➡ 11:55 原爆ドーム前
<午後の部>
14:00 広島駅発 ➡ 14:57 広電西広島 ➡ 15:26 原爆ドーム前
※8月6日(土)は<午後の部>のみの運行になります
■ 運行区間
広島駅~比治山下~皆実町六丁目~広電本社前~原爆ドーム前~広電西広島(折り返し)~原爆ドーム前
戦時中、広島駅から兵員輸送の拠点である宇品港への輸送力強化のため、軍の要請を受けて建設した歴史をもつ比治山線から、皆実町六丁目を右折。
被害の大きかった広島市中心部を経由、77年前被爆3日後に運行を再開した西天満町(現在の天満町)~己斐(現在の広電西広島)間を走って、原爆ドームに戻るコース
■ 車 両
被爆電車653号
■ 乗車料金 (税込)
おとな(高校生を除く18歳以上) 1,500円
こども(小学生~高校生) 500 円
※乗車は小学生以上となります。ご了承ください。
■ 車内での取り組み
電車の運行経路上の主要スポットについて、戦時中から戦後復興の歴史などを写真や映像、アナウンスにより解説します。そして、車窓からの平和な日常とシンクロして見ていただき、戦争の悲惨さを知り、平和の尊さを考えていただきます。
■ 乗車体験申込方法
・ 応募期間 6月20日(月)~7月15日(金)
・ 応募方法 ① 公式サイトの場合 https://rcc.jp/tram/
② ハガキの場合
〒730-8504 広島市基町21-3
RCC被爆電車特別運行プロジェクト2022 事務局
・ 応募要項 ① 乗車希望回(第1希望/第2希望)
(例) ●月●日(●) 午前の部
② 人数(おとな/こども)
③ 代表者の氏名、年齢、当日の連絡先、メールアドレス
※申込多数の場合は、抽選になります
※当選者のみ、7月19日(火)以降、連絡します
■ ネット配信 公式サイト https://rcc.jp/tram/
車窓からの8月6日の広島市内の様子や、653号の走行の模様に加えて、車内のモニターで上映する資料映像も配信。
まるで、653号に乗車しているかのようなリモート乗車体験を届けます。
ライブ配信日時 8月6日(土) 14:00~15:30
※ 当日の模様は、同サイトでアーカイブ配信します
■ お問い合わせ先
被爆電車特別運行プロジェクト2022事務局
e-mail; tram@rcc.net