「被爆電車特別運行プロジェクト2025」について

被爆電車特別運行プロジェクトは、「被爆者の高齢化が進む中、未来の世代に平和について考えてもらうきっかけになれば」という思いで、RCC被爆70年プロジェクトの一環として 2015年にスタートし、これまで3,000名近くの方々にご参加いただきました。
被爆80年の今年も、未来の平和の担い手である子どもたちに、被爆電車を通じて平和を学び、そして伝えてほしいという願いを込めて、夏休み前の7月に県内の小学生(クラス・学年単位)を対象に、特別運行を行います。
運行中の車内では、被爆電車653号や運行経路の主要スポットについて、写真や映像とアナウンスによりご紹介します。また、被爆建物が現存する広島電鉄千田車庫の見学も予定しています。
開催概要
【名 称】被爆電車特別運行プロジェクト2025
【目 的】
・ 被爆者の高齢化が進む中、あの日・昭和20年8月6日に広島市内を走っていた路面電車に実際に乗っていただき、体感することで、被爆の惨禍とそこからの復興の歴史について、未来を担う世代に継承する
・核兵器使用の懸念が高まる中、世界で最初の被爆地である広島から平和の尊さを世界に発信する
【主 催】株式会社中国放送、広島電鉄株式会社
【運行日】7月の平日 午前・午後の計2便 (日時は、決定した学校と相談させていただきます)
【集合場所】広島駅(現地まで各自でお越し下さい)
【行 程】 [午前便10:00発~11:30頃着] [午後便14:00発~15:30頃着]
広島駅発 ➡広電本社前 ➡広島電鉄 千田車庫見学(30分程度) ➡広電本社前 ➡原爆ドーム前(解散)
※出発時間については、決定校と相談
【運行区間】
広島駅~比治山下~皆実町六丁目~広電本社前で下車(見学)~原爆ドーム前
<ルート概要>
戦時中、広島駅から兵員輸送の拠点であった宇品港への輸送力強化のため、軍の要請を受けて建設した歴史をもつ比治山線から、皆実町六丁目を右折。
広電本社前で下車、広島電鉄千田車庫で被爆電車や被爆建物の見学を実施。
被爆電車653号と記念撮影をし、広電本社前を再出発。被害の大きかった広島市中心部を経由し、原爆ドームを終着点とします。
【車 両】被爆電車653号
【参加費】無料
【車内での取り組み】
被爆電車653号の歴史や電車の運行経路上の主要スポットについて、戦前や戦時中、そして被爆直後の状況を写真や映像を解説します。そして車窓から平和な日常をシンクロして見ることで、戦争の悲惨さを理解し、平和の尊さを考えていただきます。
【乗車体験申込方法】
対象は広島県内の小学生(高学年推奨)とし、クラス単位または学年単位での応募とします。
応募資格は、『小学校校長または教諭などの担当者のみ』で、当日乗車できるのは最大児童80名、引率者(教諭)8名まで。(午前・午後便のそれぞれの上限は児童40名、引率4名まで)
当日、広島駅までは各自でお越しください。
【応募期間】5月7日(水)~6月10日(火)
【応募方法】① 公式サイト https://rcc.jp/tram/
② ハガキ 〒730-8504 広島市基町21-3 ㈱中国放送 経営企画室
RCC被爆電車特別運行プロジェクト2025 事務局宛
【応募要項】①小学校名、学年
②人数(おとな/こども)
③代表者(教諭)の氏名、当日の連絡先、メールアドレス
④希望日時
※申込多数の場合は、抽選になります。
※当選した学校のみ、6月13日(金)までにご連絡します。
※当日、放送局、新聞社などがメディア取材を行います。
RCCが撮影した映像は、後日ニュースやHPなどで使用させていただきます。予めご了承ください。
昨年の様子

被爆当時の映像を見ながら、広島電鉄社員による説明

広島電鉄千田車庫で下車し、見学