「第9回RCCエコロジーファンド」表彰式

受賞団体、審査員

「第9回RCCエコロジーファンド」には広島県内から25団体の応募がありました。7月19日環境有識者5人による審査の結果、「RCCエコロジー大賞」1団体(助成金30万円)、「エコロジー賞」2団体(同各15万円)、「奨励賞」3団体(同各5万円)、「特別賞」5団体(同各5万円)が選ばれました。
11月23日、広島県立広島産業会館西展示場で表彰式を行い、RCCの原森取締役コンテンツビジネス局長から、各団体の代表者に表彰状と助成金の目録をお贈りしました。
表彰式のあと、今回の「RCCエコロジー大賞」に決まった『堂々川ホタル同好会』(福山市)の代表者が映像を使って日常の活動報告を行いました。
受賞団体は次のとおりです。

2013年度「第9回RCCエコロジーファンド」入賞団体
受賞団体&活動内容・評価

■RCCエコロジー大賞 1団体 (助成金30万円)

堂々川ホタル同好会(福山市)
汚れていた堂々川流域一帯を整備し、ホタルなどが住めるようにしたこと。また、ホタル以外にも活動を広げていることや、JICAの研修を受け入れていることなどが評価された。環境省や広島県からも表彰されるなど実績のある団体。

■RCCエコロジー賞 2団体 (助成金 各15万円)

①永田川カエル倶楽部(江田島市)
10年にわたり、子どもが主体の活動を熱心に取り組んだことが評価された。
②黄金山さくらの会(広島市)
黄金山の桜を再生させることを目的に設立。全国的にも評価され、地元からも1000人以上の賛同を得ていることが評価された。

■奨励賞 3団体 (助成金 各5万円)

①エコINNくろせ(東広島市)
7年にわたる多様で活発な活動が評価された。
②サポート・トレッキンググループ(呉市)
灰が峰を中心に登山道の整備を継続的に行っていること。参加者が年々増えていることが評価された。
③くれ環境市民の会(呉市)
都市部で、また、規模的にも他地区の模範となる活動を行っていることが評価された。

■特別賞 5団体 (助成金 各5万円)

①アキカンからくりスポーツクラブ(廿日市市)
10年にわたって地道に活動している。アキカンを使って子供たちに環境の大切さを伝えるなど独創性もあり、熱心に各地の行事に参加していることが評価された。
②呉自然史研究会(呉市)
ヒョウモンモドキやミヤジマトンボの新産地を目指している。また、希少生物の保護のために地道な活動をしていることが評価された。
③熱帯森林保護団体ひろしま(広島市)
アマゾンで暮らす先住民の支援を目的とし、報告会など地道な啓発、教育活動を行っていることが評価された。
④環境カウンセラーひろしま(広島市)
環境に関するアドバイザーとして活躍できる人材を育成。人づくりとネットワークづくりを継続的に行っていることが評価された。
⑤NPO法人 自然環境ネットワーク SAREN(広島市)
宮島の清掃を組織的に行うなど、瀬戸内海の景観保護を計画的に実施。NPO化して継続的な活動が可能になり、今後に期待できる。

審査の総括

今年の特徴は、2つの点が挙げられます。
ひとつは、活動が多様化し、地域との連携が定着していることです。
カエルやトンボ、桜など希少動植物の保護や、地域環境整備、リサイクル。また、地元の学校や子ども会と連携して、環境への啓もうや後継者育成を意識した活動に取り組む団体も多く見受けられました。組織の大小に関わらず、精力的に実践している様子がうかがえたことも、環境活動に対する裾野の拡がりを実感しました。
もう一つは、地道な活動と新しい動きです。
今回応募された団体の8割以上は、10年近い活動歴があるベテラン団体で、長年、地道に活動を続けています。また、設立1~2年の団体の応募もあり新たな動きも期待しています。

2012年度 第8回「RCCエコロジーファンド」入賞団体2011年度 第7回「RCCエコロジーファンド」入賞団体
2010年度 第6回「RCCエコロジーファンド」入賞団体2009年度 第5回「RCCエコロジーファンド」入賞団体
2007年度 第4回「RCCエコロジーファンド」入賞団体2006年度 第3回「RCCエコロジーファンド」入賞団体
2005年度 第2回「RCCエコロジーファンド」入賞団体2004年度 第1回「RCCエコロジーファンド」入賞団体