第8回RCCエコロジーファンド表彰式!
第8回「RCCエコロジーファンド」には、広島県内から38団体の応募がありました。7月27日環境有識者5人による審査の結果、「RCCエコロジー大賞」1団体(助成金30万円)、「エコロジー賞」3団体(同 各15万円)、「奨励賞」3団体(同 各5万円)、「特別賞」2団体(同各5万円)が選ばれました。
11月23日 広島県立広島産業会館西展示館で表彰式を行い、RCCの原森取締役総務局長から、各団体の代表者に表彰状と助成金の目録をお贈りしました。
表彰式のあと、今回の「RCCエコロジー大賞」に決まった『布野の食と脱温暖化を考える会』(三次市)の代表者が、映像を使って日常の活動報告を行いました。
受賞団体は次のとおりです。


2012年度「第8回 RCCエコロジーファンド」入賞団体

受賞団体 & 活動内容・評価
RCCエコロジー大賞  1団体 (助成金30万円)
・布野の食と脱温暖化を考える会(三次市)
「食」を入り口として 地球温暖化防止を考え、そのために必要な活動を推進することを目的としている。設立は2006年。緑のカーテン事業やアイドリングストップ運動、エコグッキングなど多彩な活動内容が、全ての審査員から大変高い評価を得た。
中でも小中学生を取り込む活動は、裾野を広げる実践であり環境への啓もうに繋がる。
RCCエコロジー賞 3団体 (助成金 各15万円)
・くい環境会議(三原市)

絶滅危惧種「ヒョウモンモドキ」の保護活動は貴重な取り組み。 ホタルの保護やグリーンカーテンなどへの取組みも評価。

・めんがめ倶楽部(三次市)

絶滅危惧種「ブッポウソウ」の保護活動を評価。この活動が自然環境を豊かにする事にも繋がる。

・瀬野川ホタルの会(広島市)

会発足のH12以来、長年にわたる地道な活動を評価。地元だけではなく他地区の同活動支援にも熱心に取り組む。

奨励賞 3団体 (助成金 各5万円)
・脱温暖化ぬまくまフォーラム (福山市)

CO2削減、緑のカーテン、ペットボトルで湯たんぽ作りなど 活動が 多岐に渡っている。和服リサイクルなどユニークな活動も評価。

・エコネットたけはら(竹原市)

竹原港でアイドリングストップの実践と啓発活動。船舶会社ではやりにくい 呼びかけをボランティア実施。

・大崎上島町けんこう文化の島づくり協議会(大崎上島町)

H18年度からアイドリングストップの実践を全県に広げる活動を実施。 エコネットたけはらと同じく、ボランティア実施を評価。

特別賞 2団体 (助成金 各5万円)
・黄金山さくらの会 (広島市)

黄金山の桜の木を枯死から守る 長年の熱心な取組みや植樹活動を評価。

・GROUPサンタラ(広島市)

「恐竜劇」を通じて環境保護発信という活動のユニーク性を評価。会は1996年、リサイクル紙を使って恐竜を作る造形活動から開始。活動期間も長い。

審査の総括

活動内容から見た今年の特徴は、2つの点が挙げられます。
ひとつは、「緑のカーテン」作りに取り組む団体が増えたことです。
これはエネルギー問題への社会的な関心の高まりを反映した活動と思われますが、応募団体の4件に1件が、この事業に取り組んでいました。
もう一つは、ホタルの生育環境を保護する活動です。これは、河川の環境のバロメーターにもなる取組みです。この2つの活動が目を惹きました。
また地元の学校や子ども会と連携して、環境への啓もうや後継者育成を意識した活動に取り組む団体も多く見受けられました。しかも 組織の大小に関わらず精力的に実践している様子がうかがえたことも、環境活動に対する裾野の拡がりを実感しました。


BACK

Copyright (C) RCC BROADCASTING CO.,LTD. All rights reserved.