第3回RCCエコロジーファンド・エコロジー賞表彰式!
「第3回RCCエコロジー大賞」には県内各地から47団体の応募があり、5月30日(火)に行われた環境有識者5名による審査の結果、RCCエコロジー大賞〜1団体(助成金30万円)、エコロジー賞〜5団体(同15万円)、奨励賞〜5団体(同5万円)、特別賞〜3団体(同5万円)が選ばれました。
6月30日に行われた表彰式には、受賞団体の代表者14人が出席、中国放送金井社長から表彰状と助成金が贈られました。

2006年度「RCCエコロジーファンド」入賞団体
2006年度の「RCCエコロジーファンド」入賞団体は次のとおりです。
 
RCCエコロジー大賞(助成金30万円)
・ごみ5R推進本舗(福山市)
RCCエコロジー賞 (助成金15万円)
・七つ池「もみじの会」(東広島市)
・宮島の磯・生き物調査団(広島市)
・カキツバタの里づくり実行委員会(山県郡北広島町)
・グリーンさくら会(安芸郡府中町)
・NPO森のバイオマス研究会(庄原市)
奨励賞 (助成金5万円)
・里山・内海調査保護研究会(呉市)
・祇園まちづくりプランプロジェクト(広島市)
・永田川倶楽部(江田島市)
・ナイス・シックスティークラブ(広島市)
・ローズ・クリーンサークル本部(福山市)
特別賞 (助成金5万円)
・環境保護童話を世界に広める会(広島市)
・広島県森林インストラクター連絡協議会(全県)
・瀬野川ホタルの会(広島市)
2006年度RCCエコロジーファンド
RCCエコロジー大賞
ごみ5R推進本舗
(福山市)
広島県東部で温暖化防止活動、特に子どもたちを中心に地域全体を巻き込んだ「家族環境小学校」活動の取り組みが、しっかりとした環境教育活動として高い評価を受けた。‘ふくやまバラ祭り’でもゴミ半減に貢献するなど、内容的に幅広い環境活動で参加者も多い。また、リサイクル活動やエコマネーなどにより資金が作り出され、活動が回転し発展している。これはなかなか実現が難しい部分である。
RCCエコロジー賞
七つ池「もみじの会」
(東広島市)
東広島市の七つ池で「マツタケが取れる山」を作ろうと、長年、継続して赤松林の再生に取り組む。その中で地域のシニアのさまざまなノウハウを、子どもたちに伝える地道な活動。ビオトープをはじめ里山修復にさまざまな側面から取り組む。地域に密着した‘里山作り’のモデルケース。
RCCエコロジー賞
宮島の磯・生き物調査団
(広島市)
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毎月、広島県をはじめ山口県など瀬戸内海の磯を定点観測、調査し、貴重なデータを広島県に提供、県の「海の汚れの評価表」の基礎資料の作成を担っている。地道で正確な定点観測の継続が、広島県だけでなく瀬戸内海全体としても有用なデータとなっている。この取り組みをもとに、子どもたちの環境教育も熱心に行なっている。
RCCエコロジー賞
カキツバタの里づくり
実行委員会
(北広島町)
消滅しかけていた八幡高原のカキツバタの自生地を、昭和の初めに牧野富太郎博士の詠んだ句碑の建立(1999年)をきっかけに、地元の人々が中心となって見事に蘇らせた。毎年、継続して子どもたちも一緒に下刈りなどに取り組み20万本のカキツバタの花を咲かせ、地域のシンボルともなっている。
RCCエコロジー賞
グリーンさくら会
(府中町)
平成11年に県グリーンサポートリーダー講座を終了した同期生の会。広島県緑化センターを中心に県内各地で、メンバーが熱心に環境情報発信など啓発活動をしながら、他のグループとも連携を取り多彩な活動を実施。国内ではソメイヨシノが中心となっている桜を、日本古来の山桜に戻す取り組みも行なっている。
RCCエコロジー賞
NPO 森のバイオマス
研究会
(庄原市)
庄原市を中心に間伐の木材をバイオマスとして活用、未来へ続く‘循環型森作り’を推進している。「木質ペレットストーブ」を地元企業と共同開発し、既に一般家庭に100台以上導入した点が、新エネルギーへの取り組みの中で先駆的であり、環境に関するニュービジネスに取り組み雇用を創出している。
奨励賞
里山・内海調査保護研究会
(呉市)
呉市郷原町の生息地で、ギフチョウとその食草であるサンヨウアオイの貴重な定期的な観測調査や、具体的な自然保護活動に取り組む。生息地での産卵・生息状況の調査や整備、近隣の開発予定地よりサンヨウアオイの移植も実施。この活動が‘里山’の維持、保全、自然保護につながっている。
奨励賞
祇園まちづくりプラン
プロジェクト
(広島市))
安佐南区祇園の武田山に自作の道標、案内板を設置し手入れに取り組むほか、ガイドマップや武田山の箱庭も作成する。‘祇園坊柿’にちなんだ饅頭も発案するなど、多彩な活動を行なう。子どもたちを巻き込んだ地域おこしを実施している。
奨励賞
永田川カエル倶楽部
(江田島市)
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江田島能美地区の地域おこしにつながる、地域に活力を与える活動。地域の生活に結びついた永田川(えいだかわ)を、メダカ、カエル、トンボが棲めるきれいな川にするために、地区の子どもたちを育てる視点で環境教育に取り組む。
奨励賞
ナイス・シックスティークラブ
(広島市)
「60才から社会奉仕」を目的に、広島市を中心に活動。広島市中央公園ビオトープの取り組みでは、ホタルの幼虫やメダカ、ヤゴなどを小学生と放流。立石山(安芸区)や林道に桜百数十本を植樹するなど、年々、活動内容に着実な進展が見られる。
奨励賞
ローズ・クリーンサークル本部
(福山市)
「ゴミゼロで元気になろう」と長年、福山市東部で高齢者を中心に、地域のほとんどの家庭や福祉施設の資源ゴミを回収し、30種以上に細かく分別するなど徹底して取り組み、組織力がある。リサイクル後、売り上げは老人会・子供会・町内会の運用にあて地域に還元し、高齢者宅の廃棄物に関する奉仕活動も実施、地域に貢献している。
特別賞
環境保護童話を世界に
広める会
(広島市)
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環境保護童話を創作し、本を複数、出版。CDにもして、図書館などに寄附している。現在は、HPで4件の創作環境保護童話を紹介し、ブログも展開している。
特別賞
広島県森林インストラクター
連絡協議会
(全県)
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もみのき森林公園を中心に広く県民の参加を得て、「森林整備と環境教育」に数多く取り組む。森林インストラクターとしてのキャリアを生かした環境活動を通し、県内各地で環境活動の実践的リーダーとして、活発な影響力のある活動を継続している。
特別賞
瀬野川ホタルの会
(広島市)
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瀬野川(広島市安芸区)を中心に、「ホタルのいる川」を守り育てる環境教育と活動を実施。主に安芸区各公民館、小・中学校とともに、ホタルの人工飼育、放流、ホタル飼育冊子も作成・配付(200冊)するなど、ホタルの再生をテーマにあらゆる角度から取り組み、実績をあげている。

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