RCC被爆80年 未来へつなぐ特別企画 連続ラジオ小説「お好みたべたい」を放送します

RCCラジオでは「被爆80年 未来へつなぐ」の企画の一環として、戦後、お好み焼を広島のソウルフードに育て上げたといわれる『みっちゃん』創業者、井畝満夫さんの生涯を描く連続ラジオ小説を制作・放送します。
焼け野原となった戦後の広島の街の復興とともにあったお好み焼…。
作家・清水浩司さんによる関係者への取材とRCCに残る井畝満夫さんに関する資料などをもとに構成・創作するオリジナルストーリーで、二階堂和美さんが朗読します。
放送後にはRCCのホームページで本編部分をお聞きいただけるようにする予定です。
【放送期間】 2025年7月4日(金)~2025年9月26日(金) ※全13回
【放送時間】 毎週金曜日放送中の「花金ラジオ すっぴんブギ」内で午後0時45分ごろ
(本編は3分程度、スタジオでのトークを含め、3分程度のコーナーを予定)

作・演出 清水浩司
1971年生まれ、作家・ライター。
雑誌編集者を経てフリーランスのライター・編集者として独立。
川崎フーフ名義で発表した『がんフーフー日記』が2015年に映画化。
小説『愛と勇気を、分けてくれないか』で第9回広島本大賞受賞(小説部門)。
これまでRCCテレビ『イマナマ!』でコメンテーターを務める。
現在は取材、執筆、書籍の構成や講演など多岐にわたって活躍する。

朗読 二階堂和美
1974年生まれ、変幻自在な歌声を放つシンガーソングライター。
2013年公開のスタジオジブリ映画『かぐや姫の物語』では
主題歌「いのちの記憶」を作詞作曲、歌唱。
2015年にはRCC『被爆70年プロジェクト"未来へ"』のテーマソングとして
「伝える花」を制作。CM歌唱も多数。
浄土真宗本願寺派の僧侶でもある。広島県大竹市在住。
井畝満夫さんについて
幼少期に満州に移り住み、戦後、両親と共に広島に引き揚げる。
父・井畝井三男(いせ・いさお)さんの屋台「美笠屋」を引き継ぎ、1953年に店名を「みっちゃん」に改名。
もともと野菜だけだったお好み焼に麺を入れるなど、今のお好み焼の原型を作り上げた。
1968年「みっちゃん総本店」の1号店を八丁堀に開店。広島の街にお好み焼を定着させた第一人者。2024年、91歳で亡くなる。