テレビ特別番組「いま、伝えたい被爆者たちの声 ノーベル平和賞 日本被団協」を放送します


2024年12月10日、ノーベル平和賞を日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)が受賞することになりました。その背景には被爆者たちの核兵器廃絶に向けた長年のたゆまぬ努力がありました。
中国放送では、授賞式のタイミングに合わせて、これまで放送してきたドキュメンタリー番組の中から被爆者の証言や戦後の歩みに焦点を当てた番組を4回にわたり放送します。



【番組内容】


第1夜 12/5(木)25:56~ 「あの日を遺す 高校生が作るヒロシマCG」(2015)

被爆者たちが見た光景をCGで再現しようと試みる高校生を追っています。
体験を語る1人は、被爆者運動を続け、3年前に亡くなった坪井直さんです。



第2夜 12/6(金)25:58~ 「原爆プレスコード」(1980)

被爆35年の1980年に放送した番組です。戦後、占領下の日本では原爆についての報道は検閲を受けました。被爆者たちの体験や健康への影響を世の中に正しく伝えられなかった時代を掘り起こしています。



第3夜 12/12(木)25:56~ 「言伝 ~広島を生きた母~」(2019)

アメリカが落とした原爆で家族を奪われた母親たちに焦点を当てています。
“わが子の遺品”を原爆資料館に託した思いや、懸命に被爆後を生き抜く姿を母親たちが残した手記と家族の証言からたどります。



第4夜 12/13(金)25:58~ 「生きる 広島逓信病院物語」(1995)

原爆投下後の撮影フィルムに映る、傷ついた人々や救護にあたる医師・看護師。
一人ずつ探し出して、あのとき、何が起こっていたのか、丹念に取材しました。