ラジオ「生涯野球監督 迫田穆成~終わりなき情熱」  第77回文化庁芸術祭賞 ラジオ部門 大賞を受賞しました

左から 坂上俊次RCCアナウンサー・迫田穆成さん


 このたび、第77回文化庁芸術祭賞ラジオ部門で、RCCラジオが制作・放送した『生涯野球監督 迫田穆成~終わりなき情熱』(2022年11月27日(日)20:00~21:00放送)が、大賞を受賞しました。

 これは、6歳で被爆し、広島商業時代に甲子園制覇。同校監督として1973年に優勝。当時あの怪物といわれた江川投手を2安打で攻略して名将と称され、83歳の今もなお、生徒数150人の県立竹原高校野球部を指揮する、迫田穆成(さこだ・よしあき)さんの姿を描いたドキュメンタリー番組です。
 審査では、「迫田監督の人生をスリリングに描き、参加番組の中で特に引き込まれた。彼の卓抜とした世界観、野球観を巧みな構成と編集で描いた傑作。」と評価されました。
 再放送は、2023年1月1日(日)19:00~20:00を予定しています。



受賞番組:生涯野球監督 迫田穆成~終わりなき情熱
放  送:2022年11月27日(日)20:00~21:00
ナレーション・取材・構成:坂上俊次(RCCアナウンサー)
ディレクター:角 賢直(RCCフロンティア)
技術:黒元 敬太(サウンドオフィスクロスロード)
プロデューサー:増井 威司


【内容】
83歳にして現役の高校野球の監督を続け、ユーチューバーにも挑戦する迫田穆成さん。
広島商業高校に入学し、主将として甲子園全国制覇。その後、同校監督に就任し、1973年春準優勝、同年夏優勝を飾り、選手、監督で全国制覇という快挙を達成した名将だ。
迫田さんは6歳の時に被爆しており、その翌日には弟を亡くしている。父も被爆して髪や歯が抜け、長く高熱にうなされ、近所の人たちもどんどん死ぬ中、不安な戦後を生き抜いた。その少年が、戦後初の広島勢優勝を飾り、原爆被害からの復興過程にあった広島の人々を大いに勇気づけた。83才の今もなお、現役監督として瀬戸内海の小さな県立竹原高校を指揮し、ベスト16に導いた迫田さん。その情熱あふれる挑戦を追った。