坂上 俊次

報道制作局
スポーツ部
坂上 俊次
(1999年入社)

Q1.あなたを「#」で表現すると?

A.#カープ #駅伝 #バスケット #ホッケー #実況 #書籍・出版

Q2.「#」が仕事につながった経験は?「#」を絡めて、あなたの好きを自由に語ってください。

A.#カープ これに尽きます。
故郷を離れて就職した自分にとっては、入社当時の野球解説者が父親のような存在で、社会での振る舞いや人間関係など多くのことを学ばせてもらいました。
むしろ、もっと野球のことを聞くべきだったと反省するくらい、人生ことを多く教えられました。
私は5冊のスポーツ関連の書籍を出版していますが、これは、当時の野球解説者・三村敏之さん(元・カープ監督)の勧めによるものです。
また、同年代の若い選手の台頭が自分のことのように嬉しく、引退が自分のことのように寂しく、指導者になった彼らと、今度は違ったステージでのノウハウや学びを共有できたことは、最高の幸せです。
#カープ このおかげで、物事を見る視野も出合いも何十倍に膨らみました。

Q3.今、担当している仕事はなんですか?

A. カープ戦の実況中継(テレビ・ラジオ)
ラジオ・それ聴け!Veryカープ! MC
テレビ・E-タウンスポーツ MC・制作
スポーツ番組の取材や制作

Q4.これまでで一番達成感があったことは?

A.カープ25年ぶり優勝のビール掛け。取材歴19年、苦楽や生活を共にした選手たちの歓喜の瞬間に立ち会えた喜び。「取材しなきゃ」の意識と「一緒に喜びたい」意識が今までにない感覚で同居する仕事でした。

Q5.どんなことで褒められましたか?

A.ようやく駅伝競走の醍醐味が見えてきました。何百回と陸上競技を見てきて、ようやく、実況しながら「レースが動く瞬間」が見えかけてきました。また、その成長に気づき、お褒めの言葉をくれる先輩がいることも自慢です。

Q6.どんなことで怒られましたか?

A.時間厳守。身だしなみ。仕事への責任感。取材対象へのリスペクト。報告不足。技術不足。声が出てない。工夫が足りない・・・でも、全部今の自分の血肉になっています。

Q7.仕事しているうえでの醍醐味はなんですか?

A.マニアックですよ!自分の実況とカメラの映像がマッチした瞬間。自分の思いと放送原稿が一致していた瞬間。二軍時代の苦労を知るカープ選手がスタジアムに立ち、自分が実況する瞬間。共通項は、一人じゃないってこと。

Q8.就職活動時これをしておけばよかった

A.筆記試験対策。アナウンサーの滑舌練習。会社研究。本当にしっかりやったと自負しています。しかし、大事なのは、自分と向き合うことでした。自分のライフプランの中で、就職活動はどう位置するのか、もっと熟考すべきでした。(かといって、今に不満はありませんが・・)

Q9.オフの時間の過ごし方は?

A.野球中継、スポーツ取材、カープキャンプへの帯同、優勝旅行。本当にあちこちに行ける刺激的な仕事です。だから、オフは、読書、温泉、寺社仏閣・・・ちょっと、反動が出ていますね(笑)

私の履歴書

1999年~アナウンス部 入社
2003年~アナウンス部兼スポーツ部
2017年~スポーツ部兼アナウンス部
異動をしているようなしていないような経歴ですよね。要は、右足重心か左足重心か、的なことだと思っています。
しかし、RCCの凄さは「懐の深さ」です。そもそも、1998年の入社試験で不合格だったにも関わらず、翌年に内定を出してくれたのですから、感謝というより、その「懐の深さに」驚きです。
北海道から鹿児島までアナウンサー試験で失敗し続けた私ですが、カープ戦の中継で、その各局で自分の声が流れるわけですから、本当に人生、わかりませんよね。異動歴も同じです。喋りながらカメラをまわしても、原稿を書いても、本を書いても、番組を作っても、咎められるどころか応援してもらえます。この「懐の深さ」が、あなたの可能性も広げてくれると思います。
志望者のみなさんへ

アナウンサーになりたくて、日本全国17社を受験。実は、大学を留年し、RCCだけ2度受けています。「よく頑張ったね」そう言って2度目の受験で内定をくれたRCC。日本一懐の深い放送局!と確信しています。