第1回 | 第2回 | 第3回 | 第4回 | 放送時間 | |
放送日(毎週土曜) | 10月4日 | 10月11日 | 10月18日 | 10月25日 | 午前5時15分−5時45分 |
再放送(毎週月曜) | 10月6日 | 10月27日 | 午前2時30分−3時00分 | ||
10月13日 | 午前2時25分−2時55分 | ||||
10月20日 | 午前2時45分−3時15分 | ||||
再々放送(火・水曜) |
12月23日 | 12月23日 | 12月24日 | 12月24日 | 午前4時30分−5時30分 |
※放送時間が変更になることがありますのでご承知おき下さい。 |
このセミナーでめざす「良い声」とはどんな声か?という声に関する話と,外国語と日本語の相違を手掛かりに,日本人と外国人の体・耳の使い方の相違を認識し、歌における体と耳の使い方につなげていきます。
ボディートレーニングとしては,心身療法で行われている方法を用いて自分の過緊張の度合いを体感していただき、声を出すという運動におけるリラックスの重要性を認識していただきます。
呼吸と姿勢に焦点をあてたボディートレーニングを行います。呼吸では,胸式呼吸,腹式呼吸の自覚,横隔膜を認識していただくためのワーク、姿勢では「歌うための骨の位置」を自覚するために,姿勢の土台となる骨盤体操,首の体操,そして肩胛骨はがしを行い,歌うための骨盤・背骨・首という大きな骨の部位の連動を認識していただきます。加えて,骨を歌うための位置に移動させる際に伴う筋肉の使い方のワークも行います。
第2回目で体を骨と筋肉という大きな2つの要素に捉えて,歌うための骨と筋肉の使い方のワークを行いました。
今回は横隔膜に関連する重心のワークと,ホールでも通る声で歌うために、距離を感じながら声を出していくワークを行います。そして,いよいよ声を加工して言葉にしていくための発音のワークに入りますが,ナチュラルな舌の位置と形状の認識,口の開け方,唇の使い方,舌の移動による母音の発音練習を行います。
歌う前のブレス練習,発声練習,そして「ふるさと」を教材としてとりあげて,実際歌を作っていく過程を体験していただきます。実態のないがゆえに,とらえどころのない声をできるだけ具象化するために,さまざまな動作を伴った発声練習を試みました。演奏という行為は,2次元の楽譜に書かれている音符を,3次元という空間に音として置いていく作業に他なりませんが、それは音と動作と連携して出せるようになってはじめて可能になるのです。