第1回 | 第2回 | 第3回 | 第4回 | 放送時間 | |
放送日(毎週土曜) | 10月6日 | 10月13日 | 10月20日 | 10月27日 | 午前5時15分−5時45分 |
再放送(毎週月曜) | 10月8日 | 10月15日 | 10月22日 | 10月29日 | 午前2時25分−2時55分 |
再々放送(火・水曜) |
12月25日 | 12月25日 | 12月26日 | 12月26日 | 午前4時30分−5時30分 |
※放送時間が変更になることがありますのでご承知おき下さい。 |
皆さんは、憲法をお読みになったことがあるでしょうか。民法や刑法などの法律はどうでしょうか。憲法と一般の法律とは、どう違うのでしょうか。セミナーの第1回では、法律問題について考えるこのセミナーの入り口として、憲法をはじめとする日本の法のしくみを説明するとともに、第2回以降で取り上げる法律問題、とりわけ民事上のトラブルは、誰によって、どこで、どのように解決されるのかについてお話しします。
ひとたび交通事故が発生すると、加害者には、行政上の責任・刑事上の責任のほか、被害者に生じた損害を賠償する責任が生じます。ここでは、その根拠となる自動車損害賠償保障法3条の「運行供用者責任」と、民法709条の不法行為責任に焦点を当てて説明します。また、加害者が賠償すべき金額は、具体的にどのようにして算定されるのかについても検討します。このようにして、市民の身近に発生し得る交通事故の事案を通して、法による救済について考えます。
現代社会においては、日常生活の中で多くの消費者問題が生じています。実際に生じる消費者問題は非常に多種多様で、トラブルに巻き込まれた消費者の悩みも多岐にわたります。このような消費者の保護を考えるにあたっては、まず、消費者問題の現状を把握して、消費者保護のためにどのような法制度が用意されているかを知る必要があります。そこで、今回は消費者保護法制の変遷を概観した上で、最高裁判所で最近、判断が下された具体的な事案(学納金返還訴訟など)を例に、民事法の分野における消費者の保護を考えていくことにします。
最近、消費者金融に関わる多重債務者・自殺者が増加し社会問題化した結果、昨年末には利息制限法などが改正され、3年を目途に施行されることになりました。これまでにも、不当な取立てや自殺者増加など、サラ金問題をめぐっては、たびたび法改正が行われてきましたが、昨年の法改正の結果、利息の制限に関する法の仕組みは一層複雑になりました。ここでは、利息制限法、出資取締法、貸金業取締法などの主な法律の内容、裁判例の推移、法改正の経緯を明らかにして、市民にわかりやすい利息の制限のあり方を考えます。