(1)番組タイトル 「いのちを見つめて〜佐伯敏子の55年〜」
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(2)番組のねらい
平和学習のために広島を訪ねる子供達は、被爆体験談をどのように受けとめ、その後の生活にどう生かしていくのか。
被爆の語り部佐伯敏子さんの半生を軸に、子供の目線で「ヒロシマ」をとらえ、被爆体験を次世代に語り継ぐための「ヒロシマ」が果たすべき役割を考える。
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(3)概要
毎年、修学旅行でヒロシマを訪ねている奈良市立大安寺小学校教諭・児童が、被爆の語り部の佐伯敏子さんに捧げる歌を収録したCDを作り、佐伯さんに贈った。この取り組みのきっかけは、1994年当時6年生だった沖田望美さんが書いた作文。母と二人暮らしの沖田さんは、母親への反抗心を抱いていたが、修学旅行先の広島で佐伯さんの「命を大切に」という言葉に感動し、心に変化が生まれる。その心の動きを綴り、「大きくなったら、心に響く歌を作りたい」とむすんだ作文にクラスメートが応えた。
番組では沖田さんの心の内を中心に、被爆者の心がどのように子供達の心に届いていくのかを描く。
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