■放送日時 2001年6月13日(水) 11時00分〜11時30分
企画意図
21世紀になって、ようやく広島市の「グリーンコンシューマーガイド」ができる。 「グリーンコンシューマーガイド」(略して「グリコンガイド」)とは、環境を配慮した商品がどこに行けば手に入るかを示しているガイドブック。結果的にそれらの利用促進に役立つ。既に全国の様々な都市で作られていて、県内でも、呉市版、廿日市市版が発行済み。広島市版はゴミゼロの語呂合わせで5月30日に発行される予定。番組では、このガイドブックができるまでの過程を取材し、彼らの日常生活に密着した活動を通して、消費者も社会を変えられる、ということを知らせたい。「環境」は、どこか遠いところにあるものではない。私たち、消費者の毎日の選択によって少しずつ変化していく。手のひらの中の環境に、少しでも多くの人に気付いて欲しい。
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番組内容
ガイド作りの中心スタッフは、市の主催する環境講座で知り合った失業者、主婦、定年退職者たち。失業者(藤野さん)は、ボランティア活動をしたために、失業保険の支払いが先送りにされた。主婦(石田さん)は、企業への申し入れやアポイント取りなど、慣れないやり取りに悪戦苦闘。実際の調査過程でも、好奇心の旺盛さが裏目に出て、調査項目が100を上回り、結果がコンピューターで処理できないなど様々な困難があった。しかし、どんなことにも前向きに取り組む彼らの姿が、一部の教師達と通じ合い、それが縁で地元の大学生、高校生達もガイド作りに加わることになった。教室ではならわなかった、商品の見分け方。知っていくことに、子どもたちの目が輝いた。そして、それを見付けた大人たちの目も…。 彼らのこれまでの活動をドキュメントでお送りする。また、これからの彼らの目標を見守っていく。
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