広島県出身の長谷川一成さん(49歳)は、暮らしていた横浜から広島県甲奴郡総領町へ一家で引越し、天然酵母・自然素材にこだわったパン屋を開いた。妻・孝子さん(46歳)と一人娘・史織ちゃん(小3、9歳)との長谷川一家が他と違うのは、何といっても家にテレビがないということ。横浜で結婚生活を始めた時から、自分たちに必要な物だけをそろえていったところ、その中にテレビは含まれなかったという。テレビがないまま田舎暮らしを始めた家族の生活はどうなったか。田舎の良さとその人間関係の深さもふまえつつ、長谷川さん一家の‘テレビのない生活’を描く。
■担当ディレクター
テレビ制作部 平田かおり
「私は本当にテレビが大好きで、大学の卒論にもテレビをテーマに選びました。今は夢がかなって放送局に入社、番組を作る立場になって4年目です。少しは番組の作り方もわかりかけてきたかな?という頃、長谷川さん一家と出会いました。テレビが生まれて50年あまり、情報の時代とも言われた20世紀のトリをつとめる12月の『親の目子の目』で‘テレビがない長谷川家’を放送することになり、私自身、テレビとは何なのか、テレビには何が求められているのかを探るつもりで、この番組に取り組みました。」
広島地区 中国放送放送日:2000年12月15日(金) 10時25分〜55分
(放送曜日・時間は、テレビ朝日 2000年12月11日など各局別)
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