縮景園は広島市の中心部にある国の名勝に指定された庭園で、春は梅・桜、秋は紅葉と四季折々の自然の移り変わりも美しく、広く市民に親しまれている。 |
江戸初期、広島藩主浅野氏別邸の庭としてつくられ、約4万平方メートルの敷地の中央には池を配し、周囲を回遊できる回遊式庭園である。庭園の林には野鳥や昆虫、池には鯉のほかに太田川の支流から水を取り入れている関係でボラやスズキも生息しており、さながら都会の野生生物のオアシスとなっている。 |
縮景園で見つかった 「ヤマトタマムシ」 |
番組では、100万都市広島の中心部の庭園に生息する野生生物にスポットをあて、都会の緑地の意味と重要性について考える。また、原爆で焼失した後の復興の歴史や、今年が350回忌にあたる縮景園の設計者・上田宗箇の人物についてもふれる。
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