母熊はなぜ射殺されたのか〜県絶滅危惧種ツキノワグマ〜(15分) カエルを守れ〜光るカエル〜(15分) |
RCCではエコプロジェクトの一環として、年に数回、エコ特番を放送しています。今回は、県絶滅危惧種の『ツキノワグマ』と、遺伝子操作技術によって生み出された『光るカエル』を取り上げます。 |
<番組内容> |
今年3月21日、山県郡加計町の山林で1頭のツキノワグマが射殺されました。捕獲作業中熊が逃げ出し、やむなく殺されたのでした。巣穴には生後1ヶ月の2頭の子熊が残されており、この子熊は広島市内の安佐動物公園に運ばれ保護、飼育されることになりました。ツキノワグマは平成6年に広島県の絶滅危惧種に指定され、主に西中国山地に生息していますが、近年森林の伐採などで自然林が少なくなり、熊にとって住みにくい環境になっています。番組ではツキノワグマを取り巻く厳しい現状に迫り、今回のケースでは母熊を助ける方法はなかったのか、また残された2頭の子熊は将来山に帰れるのか、といった疑問を明らかにしていきます。
また、広島県内でのカエルやメダカの生息状況を取材して自然界の環境破壊の状況を伝えると共に、広島県の組織再生プロジェクトと広島大学両生類研究施設が遺伝子操作技術を使って研究を進めている環境ホルモンに反応して「光る」カエルについても紹介していきます。 |