Eタウン
2005年4月9日
新トリオが体感!「これが万博だ」
ゆっくり見て、考える
「ボクの好きな映画『スモーク』の中で、ハーベイ・カイテルが語った言葉です。70年代、高度成長期のまっただ中で開催された大阪万博は未来への期待に満ちていたけど、今回は、今、地球上でどんなことが起こっているか、訪れた人それぞれが思考を巡らせる万博です。世界を歩き回ったような気がすると思います。混雑が苦手な人もどうか、ゆっくり見てください」
コータリ人形
■世界の中心でデコボコ新トリオが叫ぶ?!
川島宏治キャスターに代わり、いよいよ池田秀昭キャスター初登板。リニューアルを記念して、池田キャスター、田口アナ、レギュラーコメンテーター神足サンが向かった先は、愛知県で開催されている話題の万博「愛・地球博」。さぁ、会場でやたらと目を引く珍妙な三人衆(笑)は、なにを見、どう感じたのか?2週続けてみっちりレポートいたしますヨ。まずは三人のオススメスポットからご紹介。
「万博と言やぁ、ボクの場合は1970年の『大阪万博』コレに尽きるナ!会場に一歩入っただけで、やった!世界の中心にいる!と中学一年生のボクは大感激したもんだ。会場内でフライドチキンなんか食べた日にゃ、これで人類の進歩と調和は約束されたと思いました」

「ナハハハハ、、、」

■Eタウン流三者三様、これが「愛・地球博」の歩き方
「自然の叡智」をテーマに掲げ、3月25日から愛知県で始まった2005年日本国際博覧会「愛・地球博」。26万4000平方メートル(広島市民球場11個分)という広大な敷地に、万博史上最大の120の国と4つの国際機関、それにトヨタ、三菱グループなどの企業が、アイデアを凝らしたパビリオンを展開しています。
取材に訪れたこの日は、手作り弁当の持ち込み解禁日と重なりましたが、それ以外の厳しいチェックは相変わらず。そんな中、すっかりお上りさん気分の御一行、どうやらお気に入りのスポットを見つけたようです。
◎神足さんのイチオシ/ロボットステーション
「ボクはこれから一番可能性があるのがロボットだと思う。そんなわけでオススメはNEDO(産業技術総合開発機構)の『ロボットステーション』。ここでは清掃ロボット、自動の車椅子、ガードロボ、子育て支援ロボットなど全9種類のロボットが展示されているけど、近い将来、パソコンに取って代わると言われているんだ。家族の一員のように親しみが持てる作り方になっているかどうかがカギ。大きな市場になると思います」
◎池田キャスターのイチオシ/三井・東芝館
「顔の情報を3Dスキャナーで立体的に取り込んで、CG技術で映像と合体させるのが『フューチャーキャストシステム』です。これで、自分が映画の主人公になりたい!というアナタの夢が叶いますヨ。早速チャレンジしてみましたが、スキャニングから画像合成までわずか5分足らず。出来上った映像を見ましたけど、自分がどこにいるのか探すのに夢中でストーリーはわからずじまい(笑)。最新技術に目を奪われるばかりでした」
◎田口アナのイチオシ/サツキとメイの家
「気乗りしない神足さんを無理矢理引っ張って行っちゃいました。ご存知『となりのトトロ』の草壁家を再現したもので、昭和30年代の暮らしぶりが細部に至るまでよ〜くわかるんです。そのせいか神足さんのほうが懐かしがってすっかり夢中(笑)。『トトロに関係なく良かったナ』ですって。そうそう、神足さんが子供の頃使っていた『五右衛門風呂』も私、初めて見ることができました」
※観覧には事前予約が必要です。
《次回のEタウンは4月16日放送
愛・地球博第2弾「これが環境の最先端だ」
愛知県で開幕した「愛・地球博」の第2弾です。35年ぶり万博のテーマは「自然の叡智」。 環境に優しい地球を目指して、出展した世界の国々や企業が現状の課題や新しい取り組みを紹介しています。番組では、その中から省エネルギーの新交通システムとゴミ処理について取材。会場内で出るゴミ処理を引き受けたのが広愛産業(本社:三原市)のバイオテクノロジーを活用したシステムです。微生物を使ってトレーなども分解する新商品です。今週は愛・地球博を通じて21世紀の環境問題を考えます。



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