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| | 放送日時 2006年3月25日(土)午後8時00分〜8時45分 |
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| | 番組内容 |
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母親の胎内で被爆した「最も幼い被爆者」…原爆小頭症患者たち。身体と知能に障害をもって生まれ、今も苦しみながら生きている。
女優の斉藤とも子さんは、その原爆小頭症患者たちを見つめ続けるひとり。井上ひさし主宰の芝居「父と暮らせば」の役作りのため広島を訪れ、偶然知り合った被爆者の話が斉藤さんの生き方を変えた。斉藤さんは仕事の合間に勉強し大検をクリア。東洋大学に入学し「被爆者の戦後史」を専攻した。自費で広島に通って被爆証言に耳を傾けるうち、原爆小頭症患者の存在を初めて知った。胎児の状態で、原爆の強烈な放射線に曝された彼ら。親たちは年老い、我が子の暗い未来を悩みながらこの世を去った。家族の多くはいわれなき差別や偏見から逃れて隠れるように生きてきた。斉藤さんは小頭症患者とその家族の会「きのこ会」の会員たちを訪ね続け、散逸していた資料を集め、家族の手記の清書も手がけた。大学院に進んだ後も「小頭症患者とその家族の生きていた証を残したい・・・」と研究を優先し、時には女優の仕事もキャンセルした。
「原爆小頭症の問題を一人でも多くの人に伝えなくては・・・」1人の女優が、ひとりの人間としてヒロシマに対峙する。
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| | プロデューサー 徳光 国弘
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| | 原作・脚本・構成・ディレクター・編集 平尾 直政 |
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| | ナレーター 浜田 治貴(ビーボ) |
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