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2005年2月19日 |
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眼の技術
「鳥が水面から飛び立つ古い絵がありますが、これが描かれた頃はまだ写真とかがなく、瞬間を写し取ることは不可能だった。にもかかわらず今見ても正確。これはなぜか。最初に描いた人の絵を、その後世の画家達が少しづつ手を加えていったから。そして徐々に修正して正確になったわけ。同じように過去の時代の積み重ねが現代を作っている。古い時代を検証出来る博物館の存在は、ホントにありがたいものです」 |
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■地域内外の絆を折り込む山里の博物館
三次市君田町の、とある山の中腹に、廃校を利用した「折り紙博物館」が出来たのは一昨年5月のこと。館長を勤める赤木賢治さんは、地元の小学校の元
校長先生。
「地域から学校というリーダー役を担っていた学校がなくなったのなら、それに代わるリーダー的なものが必要。そのためには子供たちをもう一回ここへ集めなくてはと考えたわけです」。そんな思いから、どこにもないもの=折り紙博物館設立に踏み切ったのだとか。〈赤木式〉とまで呼ばれる独特の折り紙技術を持つ赤木さんが自ら手掛けた折り紙作品は、懐かしいポピュラーなものから、高度な伝統技術と作業日数を要する大作までさまざま。赤木さん直々の折り紙指導も受けられるというから、親子でチャレンジしてもいいかもしれませんね。
また折り紙だけでなく、四季折々に開催される体験学習施設としての機能も備え、地域活性に大きく役立っているようです。
◎折り紙博物館 三次市君田町 TEL 0824-53-7074
※折り紙指導は事前予約が必要。指導料500円。材料費は自己負担となります。
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「折り紙には作る喜び、出来た喜び、見せる喜びがあるんですね」
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「廃校利用法としても参考になりそうですね。近くには君田温泉もあるし」
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■気合いの入った往年の名車から未来への夢とロマンを
福山市にある「福山自動車時計博物館」は、初期の国産車から、戦後間も無い頃の外国車、高度経済成長期の大衆車まで55台が展示され、日本の自動車産業の歩みがまるごと実感出来ると評判のスポット。オープンは1989年7月4日。この7・4はアメリカ独立記念日と同時に、副館長の能宗
孝さんの誕生日でもあります。この博物館の大きな特長は、ただ展示するだけではなく、観覧者が展示物に触ったり乗ったりと、自らの五感を使って楽しめること。また、その時代を象徴する著名人を模したロウ人形までセットするという手の込みよう(笑)。
「生活の豊かにするために大量生産、大量消費、大量廃棄をやった結果、さまざまな環境破壊が起こりました。日本の典型的な考えは見ザル、言わザル、聞かザル、せザルと四ザルですがここはその逆で体験型博物館です」と副館長。すでにこの博物館ファンだった小学生が大きくなってエンジニアになったりして、館長のモノづくりに対する愛情が後世にしっかり伝播しているようですね。
◎福山自動車時計博物館 福山市北吉津町TEL
084-922-8188 |
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ニュースでもちらりと触れていた局がありましたが2004年4月に「油濁損害賠償保障法」というとっても難しい名前の法律が改正されて、2005年3月1日以降、船主責任保険に未加入の外航船は入港が禁止されます。つまり100トン以上(油タンカーのぞく)の外国籍の船の場合、保険に入っていないとわが国の港に入港できないわけで、すぐ思いつくのは北朝鮮の蟹なんかつんだ船はどうなるのかな?蟹が輸入できなくなるのか?という素朴な疑問です。当局によると北朝鮮を意識した法改正ではないということですがタイミング的にはぴったりはまってしまいます。
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