放送日時:2003年8月1日26:35〜27:30(54分番組) |
番組内容 |
1975(昭和50)年、RCCラジオ・テレビで放送された原爆特番「ヒロシマの顔」は、被爆者や反核平和運動に関わる35人が、それぞれの視点で自らの体験や考えをスタジオでモノローグする異色の企画でした。顔に大きなケロイドをもつ被爆教師、被爆者治療に奮闘してきた医師、十数万人の命の重みを絵筆に込めてヒロシマを伝える画家…。被爆からまだ30年、一人一人の言葉と表情からは、被爆者の強いられた苦しみの深さとともに、自分たちが行動する事で核兵器の無い、戦争の無い世界を実現するのだという強い意思がつたわります。
それから30年経った現在、35人の多くは亡くなりました。
皆さんの思いに反して、核はなくならず、正義をかかげた戦争が今も続いています。核廃絶を訴えるヒロシマの叫びは世界に届かず、市民には閉塞感が漂います。
ヒロシマはこれからどう行動すればよいのか?
30年前、原爆と対峙した何十万人の人々の苦しみ、無数の人々の生涯をかけた平和への決意を代弁した35人の証言を、ジャーナリストでありつづける平岡敬元広島市長がひもとき、解説を加えながら、ヒロシマの歩みを照らす光としてよみがえらせます。
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企画意図 |
RCCはこれまでヒロシマの被爆者、反核平和運動の証言者のメッセージを多数取材してきました。新たな戦争、核使用への不安が高まるなか、こうした貴重なメッセージを埋もれたままにせず、今こそ光をあてて世に指し示すことを意図します。
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出演者 |
平岡 敬氏(元広島市長 進行・コメンテーター)
各証言者
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