RCC環境への取り組み

2015年度 第1回
RCCラブ・グリーン大賞
★受賞団体決定★
RCC中国放送では、緑豊かな広島の自然を次の世代に継承するために、
自然保護・エコロジー活動に取り組む団体を表彰・助成する「RCCラブ・グリーン大賞」を設けました。
13件の応募を頂き審査の結果、初年度の受賞団体を以下のとおり決定しました。

(株)中国放送 ラブ・グリーン推進室

第一回RCCラブ・グリーン大賞 受賞団体

ラブ・グリーン大賞「ハチの干潟調査隊」助成金60万円
奨励賞「美鈴恵みの森づくりボランティア」助成金10万円
奨励賞「神辺シイタケクラブ」助成金10万円

★ラブ・グリーン大賞「ハチの干潟調査隊」(竹原市・活動メンバー117人)
竹原市の賀茂川河口の通称「ハチの干潟」の天然のアマモ場と手つかずの自然をそのままの状態で受け継ぎたいと10年前に設立。清掃活動や観察会、学習会などに継続的に取り組んでいる。2008年日本湿地ネットワークに参加。ラムサール条約COP10(韓国)にて環境NGOとして干潟保全の取り組みについてのスピーチ。2009年国連大学でハチの干潟での取り組みについて講演。第15回広島県景観会議 景観づくり大賞で地域活動の部・優秀賞を受賞。

(受賞について岡田代表コメント)
「ハチの干潟調査隊は今年の冬に10年の節目を迎えます。その節目の年に、ラブ・グリーン大賞に選定していただき、嬉しく、大変励みになります。瀬戸内の原風景とも言えるハチの干潟を、今後とも次の子どもたちに残していくための取り組みに生かしていきたいと考えています。本当にありがとうございました。」
(講 評)
ラブ・グリーン大賞に選ばれた「ハチの干潟調査隊」は、壊されようとしている地元の自然環境を守る活動に十年にわたり取り組み、年間を通じての活動頻度が高いこと、年齢層に幅があり次世代にその活動を継承していることが評価されました。また、ハチの干潟に生息する生物の図鑑作りという新しいステップに取り組むことが、今後に向けて期待されました。干潟の調査という難しい取り組みを、より深く、さらに子供たちと楽しく行い、これまで会費でやっていた活動から次のステップに進める手助けに、この「ラブ・グリーン大賞」の助成が寄与できるよう期待します。

★奨励賞「神辺シイタケクラブ」(福山市・50人)
「究極のシイタケ栽培」を軸に、それまで別々に活動していた4グループが昨年、それぞれの得意分野を生かしての連携を始めた。ほだ木を粉砕しカブトムシを使って腐葉土にするシイタケ栽培サイクルが軌道にのり、より大きな地域創生につながることを期待。
★奨励賞「美鈴恵みの森づくりボランティア」(広島市・46人)
七年前から美鈴が丘団地周辺の竹林と里山林整備、及び遊歩道の整備を行い、自然に触れ合うイベントを実施。活動頻度も高く、地元住民が自らの住む地域の自然を、どう守るか、どう生かしていくのかに地道に取り組んでいる点を評価。

当初「RCCラブ・グリーン大賞」一団体を表彰(助成金最大80万円)と規定していましたが、今回大賞受賞の「ハチの干潟調査隊」の希望助成金が約60万円であり、最大助成の80万円に満たないため、大賞と比しても遜色ない活動と審査員一同が認め最終選考まで残った二団体に奨励賞として10万円ずつを助成するものです。

RCCラブ・グリーン大賞は、対象となった個別の活動に助成をするものです。ラブ・グリーン推進室では助成金による活動の様子を見守ることにしています。

審査委員長
 吉長 成恭 広島国際大学大学院 教授
審査委員
 西田 敏啓 広島県環境県民局 環境政策課
 二階堂 和美 僧侶・シンガーソングライター
 増田 泉子 ㈱中国新聞社 編集委員
 武田 信晃 ㈱中国放送 報道部長

【問い合わせ】
中国放送 ラブ・グリーン推進室 担当:寺内 優
082-222-1132(広報部)[※受付時間:平日10:00~17:00]
メール:love-green@rcc.co.jp