審議したのは、2026年6月7日に放送したラジオ番組「中四国ライブネット 広島発 フェーズフリー~いつもの暮らしを、もしもの支えに~」です。“日常”と“非常時”の間にある壁をなくし、いつもの暮らしの中から防災を考える「フェーズフリー」をテーマにした、中四国8局ネット番組です。
【制作担当者の説明】
RCCラジオでは、6月1日から30日まで、「Life 聴いてAction!防災・減災プロジェクト」と題して、防災・減災を呼び掛けています。また、2019年から広島市と「広島市防災セミナー」を共催しており、それを組み合わせて放送しました。防災・減災と声高に訴えてもなかなか届かないという課題を解決したいと、普段の生活にあるものが、考え方の違いで、減災に繋がるんだと気づいてもらう番組、フェーズフリーという考え方に触れてもらいたいという思いで企画しました。
【委員の方々からのご意見、ご感想】
- フェーズフリー協会の佐藤さんのしゃべりがすごく上手で、藤本さんが無邪気に色々なアイデアを言って、さすがに否定されるかな、と思っても否定されないというのが、良いテンポになっていた。
- 防災グッズから入って、最後はコミュニティを作っておこうみたいなところまでいき、飽きずに最後まで聴けた。
- 特に災害時は、安心して聞けるというのは、ラジオにとってとても大切だと思った。耳から入ってくる情報でどれだけ受け入れやすくなるか、ちゃんと想像できるしゃべり方をするというのも大事なんだろうと感じた。
- 手抜き料理みたいなところが、共感できた。ポリ袋を活用したレシピは、非常時をイメージしやすいお話だった。
- 普段の暮らしの中のフェーズフリーという紹介で、アクリルスタンドが、メンタル的な癒しや精神的な支えになるという観点でフェーズフリーというのは、良い掘り下げだと感じた。
- とんどと防災訓練を組み合わせる事例の紹介は説得力があり、楽しみながらやれているという話は印象的で、他の地域の参考になると感じた。一方で、とんどのような取り組みは、コミュニティの結びつきが強い地域では成立しやすいが、町中では難しさもあると思うので、地域事情に即したアプローチにも触れられると、より幅広い視点が出たのではと思った。
- YouTubeで見た。YouTubeやIRAWだとスーパーが入っていた。スーパーがあることで理解が深まったし、そういう意味でYouTubeとラジオの一体性というか、可能性をとても感じた。
- 今回は導入とのことなのでこの内容で良かったと思うが、平時になんとなくやっていることが実際の災害時にとても役立ったという実例を聞けたら、実感を持って日々の活動ができるのではと思った。
【番組担当者の返答】
起用については、目線を下げて、あまり防災に興味がない方にも聴いてもらいたいというところから、活動場所を愛知から地元広島に移して、この4月からRCCラジオの番組を持っている藤本さんに決めました。とんどの地域の方も、フェーズフリーということは知らず、今回取材を通してそういう一面もあるんだと気づいていただきました。「フェーズフリー」という言葉が大事なのではなく、そういう考え方というか、普段からやっていることがいつの間にか非常時に役立っているという考え方が大事なんだと伝えられていれば嬉しいです。ラジオだからできること、逆にできないことをうまく補完していけるよう、研究を重ねたいと思います。