第702回中国放送番組審議会 概要

審議したのは、8月6日に放送したテレビ番組「ヒロシマの記録―“地上の地獄”は映像に遺された」です。
原爆投下から2か月後の広島を撮影した記録映像をユネスコの「世界の記憶」として登録を目指す取り組みやフィルムにおさめられた人の戦後の生き方、被爆80年に向けて始動した映像のカラー化作業を追いかけた報道特別番組です。

【制作担当者の説明】

フィルムにどういうものが映っているかを丁寧に伝えるということを心がけました。また、今も続いている国際的な問題や課題に関心を持ってもらえるような手法として映像に色を付けるプロジェクトも進んでおり、その様子も盛り込みました。被爆80年にむけて意思表明となるような番組制作をめざしました。

【委員の方々からのご意見、ご感想】

【番組担当者の返答】

RCCが長年取り組んできた原爆フィルムにかかわる取材であるため、問いかけなどではなく、RCCとしての意見でまとめるのがよいと判断しました。片仮名のヒロシマは、日本だけでなく、世界に訴えかけるという意味で使用しました。過去に取材した証言の放送については許諾を得ている内容を放送しました。今後もしっかりと考えて伝えます。映像がRCCにわたった経緯については、被爆50年で番組にしていることや日本映画社の名称が何度か変更になり、詳しくすると混乱を招くと判断し省いてしまいました。初め、映像に地図を載せることをためらったが、つけるとわかりやすくなりました。戦後80年に向けて、広島、長崎、沖縄も含めた戦災の記憶をどのように伝えるか、JNNに提案しています。

【その他】

ラジオ・テレビの局長がそれぞれ秋の改編について説明しました。

<文責:中国放送番組審議会 事務局>
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