審議したのは、5月8日に放送したラジオ番組「まるっと日常ワイド えんまん。」です。4月から始まった平日昼帯のワイド番組で、広島に暮らすみんなが毎日笑って円満であるように、聴いて得する午後の生活情報バラエティートーク番組です。
【制作担当者の説明】
悩めることもみんなで笑って話せば円満解決できるのではというコンセプトを「えんまん」というタイトルに込めました。RCCラジオは40代から60代のリスナーの皆さんに支えられていることから、内容も仕事や子育て、両親のケアなど、ターゲットの世代が抱える思いに寄り添うことを目的としています。パーソナリティは50代を中心に起用しました。
【委員の方々からのご意見、ご感想】
- 話題が多岐にわたっていて、3時間という長時間もだれることなく最後まで楽しく聞いた。
- 番組が始まって1か月とは思えないような人間関係の濃さ、いいかけあいだと感じた。自然と相互に役割分担がされているように感じた。
- 番組のコンテンツか宣伝広告か判別がつきにくいところがあった。
- ラジオをあまり聞く機会がないが、長くラジオをやってきた男性が庶民派で、ラジオを初めて担当する女性に対して、セレブというイジリが不快に感じる部分があった。
- 藤田さんのいじりやぼやきは危ういところもあるかもしれないが、いつも楽しく聞かせていただいている。
- 「バリシャキ」に慣れていたからか、まだ若干手探りで落ち着かないのかと思いながら聞いた。
- 始まって1か月の番組で、出演者のキャラクター設定をどのようにしていくか長く放送していくためにお互いを出し合いながら調整する時期だと感じた。
- 番組ごとに違うかもしれないが、メールなどのお便りはどれくらい届くのか、どういう風に選ばれているのか知りたい。
- 話し好きの2人がいろいろ語り合って、その会話にリスナーが入っていても全く不自然ではない雰囲気を醸しているところが番組の良さだと感じた。
- パーソナリティは聞き取りやすくプロの喋りと改めて感じた。
- オープニングの喋りが少し長く感じた。
- お便りのテーマはお金だったが、自慢話や自虐に終わらずもっと笑える話ができればよかった。
- 藤田さんが福山在住であることから、備後ネタも取り入れたらよいのではないか。
- カレーの話、更年期の話は身近で耳をそばだて、メモを取りながら聞いた。
- 1980年代の曲から2020年代の曲までかかり良かった。一方で、ターゲット世代にとって、新しい曲には情報を入れてはどうか。
【番組担当者の返答】
CMについてスポンサー関連のものは、わかりやすくクレジットを付けるように心がけており、コーナーなどにスポンサー名を入れているようにしています。ただ、喋るトーンはいつもの番組のトーンを残しながら聞きなじみのいい形を目指しています。いじりと感じる部分はありましたので制作スタッフと共有します。中元さんはラジオのレギュラーは初めてでリスナーとの距離感など手探りですが、コミュニケーションがよくなっていると期待をしています。番組の魅力の一つがオープニングトークです。どんな話をするのかなどリスナーにとっては楽しみの一つです。リスナーからのお便りは、この番組ではメールを中心に200~300通は常時届いています。コーナーの合間などにディレクターが仕分けてスタジオに入れていく形をとっています。
【その他】
6月25日に放送されたラジオ番組の中で、トランスジェンダーの方に対して事実と違うような発言があったと委員から指摘がありました。