第694回中国放送番組審議会 概要

審議したのは、8月15日に放送したラジオ番組「小倉さんのバトン~ヒロシマの願い~」です。被爆者で体験を語る活動を続ける小倉桂子さんの取材を一昨年から継続する中、小倉さんの足跡をたどりながら、G7広島サミットの期間中に原爆資料館で各国首脳に体験を語った小倉さんの役割について聞いた特別番組です。

【制作担当者の説明】

世界のジャーナリストから取材を受けたり、自身も招待を受け海外に渡り体験を語ったりする小倉さんは、積極的に発信されています。G7が終わった後の話もお聞きして放送しました。

【委員の方々からのご意見、ご感想】

【番組担当者の返答】

小倉さんが、唐澤アナに託すということは、若いからということではなく、発信する場があり、影響力を持ってくれるだろうと思っていただいていると感じています。小倉馨さんの呼び方については、夫でよかったと感じます。80代半ばの小倉さんは、理論的にまとめる力に卓越した方です。バトンは、小倉さんがおっしゃったので加工することなく小倉さんの思いを生かしました。県外出身の若いアナウンサーが被爆者と向き合うという演出で、小倉さんとコミュニケーションをとるという表現方法をとりました。

【その他】

放送免許が再交付されたこと、その際の総務省からの要請について伝えました。また、中国放送番組基準の一部改正について諮問しました。

<文責:中国放送番組審議会 事務局>
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