第686回中国放送番組審議会 概要

審議したのは、2月23日に放送したテレビ番組「お好み焼き 中東ヨルダンを行く!」です。駐日ヨルダン大使に依頼され、お好み焼きを中東のヨルダンへ伝える広島市のお好み焼き店の活動を現地取材を交えて伝えたドキュメンタリー番組です。

【制作担当者の説明】

戦後のお好み焼きの歴史を通じて、ヨルダンと食文化だけではなく、平和の思いも乗せた交流を図りたいと考えたヨルダン大使の思いに興味を持ちました。ヨルダンは紛争地域に囲まれ、難民キャンプには日常的に人が流れ込んでおり、平和について考える機会がすぐそばにあります。ヨルダンで好まれるお好み焼きの開発という店の工夫や現地での交流、難民キャンプでのインタビューを通して、お好み焼きが人をつなぐ力も感じていただけたらと考え、制作しました。

【委員の方々からのご意見、ご感想】

【番組担当者の返答】

お好み焼きで伝えたい平和とそれぞれの国やその立ち位置で考える平和の位置づけは違うため、統一することは難しいと思うが、それぞれがどういう平和を願っているかに考えを及ばせることが足りなかった。清田さんについてはもう少し説明をすればよかった。ソースのことは気になっていたので確認をしました。豚肉などを使用していないものでマレーシアで製造しているヴィーガン用のソースを使っていたと聞きました。話のはじまりはコロナ前、渡航が禁じられたため、去年夏前、再び進み始め、一行が秋にヨルダンに3週間滞在し、私は4日間の取材日程でした。ジャパンフェスでの行列は、日本大使館が宣伝したり、現地に滞在している日本人の団体などがPRしたと聞きましたし、どうやって焼いたか見えるから食べたことがなくても食べやすかったのではないかという話も聞きました。お好み焼きは一つのきっかけで、大使は元観光大臣。日本とヨルダンに交流がほしいと思っていると感じていて、今後もさらに展開があるのではと思っています。

【その他】

ラジオ・テレビ両局長から、春の改編について説明をしました。
今回の審議会で、石田洋子委員長が三期六年間の任期を終え退任されました。

<文責:中国放送番組審議会 事務局>
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