第677回中国放送番組審議会 概要

審議したのは、2月20日に放送された『日本のチカラ「これがおれたちの伝統~人と鳥がつないだ450年~」』です。8月に全国放送された番組のラストを再編集して時制を直して再放送しました。三次の夏の風物詩でもある鵜飼を四季折々の風景を盛り込み、自然災害やコロナウイルス感染拡大に翻弄されながらも開催を目指す人々を追った番組です。

【制作担当者の説明】

日本のチカラは全国放送の番組で、既存のネットワークを超えて子どもや教育界のためになるドキュメンタリーを放送することを目的に制作しています。RCCは、その年を象徴するような内容が描きたいという思いで制作しています。450年続く伝統の漁法で観光の一つにもなっている三次の鵜飼が2021年、開催できなくなりました。番組では、伝統行事の復活にかける人々の日々の営みに密着しました。

【委員の方々からのご意見、ご感想】

【番組担当者の返答】

コロナ禍や自然災害などを問題にしたのは限られた時間の中でわかりやすいゴールを求めました。観光客低迷については、レジャーの多様化などさまざまな社会的な原因があると感じています。映像をほめていただいたことは嬉しい。遊覧船の船頭、松木さんの取材によって番組に厚みが増し、イキイキとした内容になったことは確か。タイトルを「三次の伝統」とすればよかったと感じます。地元メディアの役割について、地元で頑張っている人を紹介することは大切なこと、これからも紹介していきたい。

【その他】

4月にRCC、およびグループ会社に所属するすべての人を対象に行った「放送倫理・人権・差別に関する社内勉強会」について報告しました。

<文責:中国放送番組審議会 事務局>
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