審議したのは、10月25日と11月23日に再放送したテレビ番組「リリドラ 原点 GENTEN」です。初回はナイター終了時に放送される中継ぎ番組として放送。今シーズンは、カープ選手の原点となる試合やターニングポイントとなった1球を紹介する番組です。
【制作担当者の説明】
リリドラを放送して3シーズン目。今シーズンは、現役プレーヤーの「原点」となる試合をフューチャーする、スポーツドキュメンタリーを制作しました。グランドで眩い輝きを放つプレーヤーにとっては、必ず「原点」となる試合や、ターニングポイントがあります。選手へのインタビューを通して、原点となった試合を掘り下げてご紹介しました。
【委員の方々からのご意見、ご感想】
- 内容によっては、15分ほどで終わるのはもったいない話もあり興味深く見ました。
- 取り上げた選手について人選や放送する順番はどのように決めていたのか知りたい。
- 数字にまつわる話が紹介されたが、無理がある内容もあった。
- 基町リリという番組をナビゲートするVチューバ―の性格付けはどのように決めたのですか。
- オリジナルで作ったVチューバ―だった。多くの年代に違和感なく、さわやかに見てもらえるような配慮が偲ばれ、感心しながら見ました。
- カープ女子という言葉、ジェンダー平等について考えると疑問に感じるところがある。
- 多様性を重んじる、違う性に対して活躍の機会を認める。ジェンダー平等はニュートラルにすることとは違うという認識を持っている。
- 放送局にはジェンダー平等は一歩先を行ってもらいたいが、最先端にいかれると窮屈になっておもしろさにかける。バランスがどこにあるのか敏感であってもらいたい。
- リリドラというタイトルは、リリーフドラマで、初めの年はドラマだったが、今年のドラは何のドラなのか気になった。また、リリーフは。時間を穴埋めするリリーフであるなら、表現を再考するのはどうでしょうか。
- リリーフドラマは3年前のスタート時、驚きを感じました。つなぎの時間を利用するという発想の転換が見事にはまった好例で、それが高視聴率につながったんだろうなと感じました。柔軟性が大事。
- 若い選手については、プロ入り前の話を拾った方が一般の人が知らないエピソードがあるのではないか。
- 無理にドラマチックにまとめるのではなく淡々とまとまっているのが良かった。ドラフトにかからずプロになるのを諦めてきた人が無数にいることに思いを馳せられる内容になっていた。
【番組担当者の返答】
Vチューバ―の性格付けは部内で話し合い決めていきました。新人王がかかっていた栗林投手を後ろにしたいなどという気持ちはありましたが、選手の調子や試合結果などに合わせて出す順番を決めました。ご指摘の通り、カープでの歴史が浅い選手は内容が薄くなった反省があります。ドラマのように作りこむのは難しかったが、ドラマチックのドラにしたいという思いがありました。リリーフを穴埋めとするとネガティブなイメージになる。野球終了と後の番組をつなぐ意味のリリーフとしました。
【その他】
2022年はRCC開局70年の年となる。これを機に企業理念、行動指針を策定すること、ロゴマークの変更などについて宮迫社長が説明しました。