新型コロナウイルス感染防止のため、ウェブ会議システムを利用して審議会を開催しました。
審議したのは、1月24日に放送したラジオ番組「ダイソースペシャル 原晋のふるさとおしゃべり駅伝」です。
駅伝の楽しさを伝えようと広島出身の青山学院大学陸上競技部の原晋監督がメインパーソナリティを務める RCC発全国38局ネットの特別番組です。
【制作担当者の説明】
新型コロナウイルス感染防止のため、第26回全国都道府県対抗男子駅伝が中止になり、本来なら男子駅伝を 実況中継していたであろう時間に、駅伝ファンだけでなく多くの人に駅伝の魅力を伝えたいと、増田明美さんや森脇健司さんらマラソンや駅伝にゆかりのあるゲストと原監督とのトークを中心に制作しました。
【委員の方々からのご意見、ご感想】
- 軽妙な語り口の原監督が軸となって番組が進んで行きおもしろかった。青学4連覇という実績があり、説得力もあった。特に、駅伝大会日程と選手のピークについての話が興味深く話術の力量を感じた。
- 駅伝の2時間の番組と聞いて身構えましたが、多彩な話題であっという間に過ぎました。情報量、話題性、さすが元スーパー営業マンと言われた原監督で、巧みなトークに聞き入りました。増田明美さんとのトークは終わらないのではないかと思わせられるほど良かった。
- クイズの問題が少なかったのではないか。
- オリンピック組織委員会の森前会長の発言を機に、無意識に受け入れてしまっているジェンダ―問題を意識して考えるようになりました。実況アナウンサーに女性が少ないのはどうしてなのでしょうか。
- 駅伝好きの平田さんは知識豊富だった。どのような方なのかもっと知りたかった。
- 圧倒的な知識を持つ平田さんのマニアックな話が、駅伝素人の自分にもおもしろく聞くことができました。
- 宮島や原爆ドームの実況が全国放送を意識されている内容で良かった。
- 原監督が広島出身だと知らない人には、広島発の番組ということが分かりにくかったのではないか。
- 恒例の男子駅伝が中止されたにもかかわらず、せっかくの全国38局ネットをそのまま2時間生放送の番組にしたRCCはすごいと思いました。2時間飽きさせず聞かせたゲスト構成や内容も良かった。
【番組担当者の返答】
話が思った以上に盛り上がり、予定していたクイズなどの内容が入りきらない場面がありました。女性実況アナウンサ―は、過去に経験した方はいた記憶がありますが、今はほぼいないのではないでしょうか。ベンチレポーターは女性がする場合はあります。平田さんは、駅伝も高校野球も好きで趣味が高じて知識を蓄えられた方です。番組構成について話す中で、平田さんの名前があがり、ご出演いただこうということになりました。貴重な方なので、他の番組にも出演いただきたいと考えています。