審議したのは、月曜~金曜午後3時~6時56分に放送している「イマナマ!」の「花よりガッツ」(2月27日放送分)、「旅する特命観光課」(2月28日放送分)、「かが屋のキングオブスクール」(2月28日放送分)です。1月にリニューアルして約4時間の生放送になりました。
【制作担当者の説明】
「花よりガッツ」は、山間部や島しょ部の町や人から情報を得て、その魅力を伝えたいと去年10月からスタートしました。「旅する特命観光課」は、中四国の安近短をテーマに観光地を中心に紹介していますが、コーナーが浸透してきたので47都道府県制覇も目指すようになりました。「かが屋のキングオブスクール」は、今年1月にスタートした6時台のエンターテインメントコーナーで、中学・高校のクラブ活動など学校の魅力を紹介することで若い世代の人たちにエールを送るコーナーです。
【委員の方々からのご意見、ご感想】
- 新人とは思えないようなキャラクターで出演のアナウンサーに好感を持った。
- 予定調和でないヒヤッとするような場面もあり良い。地方メディアとしては、地域を重視する一つの生きてゆく道と感じる。
- 賛否両論あることは想像がつきますが、ドキュメンタリータッチでおもしろい。
- コーナーを見終わっても、取材先の副題に産業の町ということが感じられなかった。
- 伊東アナウンサーが達者な感じで、施設を紹介するだけでなく、構成にクイズも入れることで飽きさせない工夫をしていた。このコーナーは、観光地にメリットがあり、ビジネスとしても成り立つと感じました。
- 旅コーナーは、リズムよく展開していましたが、当たり前すぎる感じがしてしまい、臨場感を増す工夫に期待したい。
- 今の時代にそぐわないと感じる内容がありました。たとえ自虐的であったとしても他者が体形や性別について取り上げることは避けた方が良い。
- 放送する前に、女性の目線がどれだけ生かされているだろうかと感じた。イマナマ!の放送時間は子どもも学生も大人も見ますが、次世代の人たちにどのように伝わっていくかを考えた放送であってほしい。
- エンターテインメントコーナーは、割とテレビが見られている時間帯に若い人を取り上げるコーナーは意義がある。
- 取材当日のやりとりで作られていたコーナーだったが、大会の映像を使用するなど部活としての魅力をもっと引き出してほしい。
- 取材対象者の名前が名前だけになり、どこに所属している人なのかわからなかった。
- どのように取材先を決めているのか知りたい。
- RCCが制作するコーナーのコンテンツは充実している。イマナマ!の中で大いに実験をして、単独の番組としてスピンアウトするような魅力的なコンテンツを発信して欲しい。
【番組担当者の返答】
部活動は、3月にある大会を取材して、その魅力を幅広く放送する予定でしたが、新型コロナウイルスの感染防止策として残念ながら中止となり放送出来ませんでした。季節に応じた魅力がある町やTwitter、出演者などから情報を得て県内を網羅するように決めています。花よりガッツは、ディレクターが小さなカメラを持って回しカメラマンの役割もしています。音声が悪いなどデメリットもありますが、視聴者の目線で、町の方に自然な姿を撮影させていただいています。
【その他】
ラジオ・テレビ両局長から、春の改編について説明をしました。
今回の審議会で、大之木副委員長が退任し、太刀掛委員が加わりました。