審議したのは、3月28日木曜に放送されたテレビ番組「Around20」(24:55~25:52)です。
20歳前後の若者の姿を追ったドキュメンタリーで、「RCCニュース6」(月曜~金曜18:15~)で放送したシリーズ企画を一つにまとめ番組化しました。
【制作担当者の説明】
「ニュース6」の企画を考える際、この番組に若い世代の人を登場させたい、取材して放送したいと思う中で生まれました。現在進行形の企画です。まとめて深夜に放送することになり、ナレーターを彼らと同世代のSTU48のメンバーに依頼しました。
【委員の方々からのご意見、ご感想】
- STUのメンバーから、彼女らを選んだ理由が聞きたい。
- ナレーションの声が高くて聞きにくいと感じるところがありました。近い年代というのは理解できますが、アナウンサーを目指してがんばっている若い人の起用もおもしろいものになったのではないか。
- 短い時間の中に盛り込むか苦労されると思いますが、1時間の中に5人を描こうとすると時間が短く感じました。
- さわやかな番組でした。
- 先行きに不安を持ちながらも頑張る姿を大人が見ると痛々しくも感じる部分があることも含めて、この年代が持つ輝きなのだろうと感じました。
- 竹細工職人や神楽に打ち込む男性など、なぜこの人たちが選ばれたか知りたい。
- ニュースの企画だったとしても、深夜に流す番組としては、映像がニュース調すぎたのではないか。テロップなどで工夫してはどうでしょうか。
- 誰に向けてどんなメッセージを打ち出す番組だったのだろうと思いながら見ました。
- 広島で暮らし、根付いていこうとする若い人たちを番組で登場させたいということは意図がよくわかります。県外出身者が多い中で、なぜ広島に来たのかという人模様がもう少し知りたかった。
- 若い人たちは、何か問題があると心が沈むのではなく折れてしまう傾向がある中で、出演者が自分の努力や周りの力を借りながら問題を解決してくというところが描けていてとても良かった。
【番組担当者の返答】
RCCラジオでSTUの番組があり、そのディレクターや関係者、事務所などと相談し、サンプルを視聴した上で決めました。独自の夢を追い、自分の道を歩もうとする人、重視したいのは、その人が持つ、20歳の持つ熱量、エネルギーにフォーカスしました。多くの人が20歳前後で人生の進路を決める決断をする中で、みんなが通ってきた道、あるいは通ろうと知る道を幅広い年齢の人に見てもらい、そのメッセージを伝えたい。
【その他】
今回の番組審議会では、テレビ局長から番組種別の報告があり、委員の皆さんに了承いただきました。その内容はRCCのホームページで公開されています。