今回審議したのは5月26日に放送したテレビ番組「Veryカープ!祝マツダスタジアム10年~夢の器とつくった黄金時代~」です。マツダスタジアムができて、今年で10年目ということ、また、ちょうどRCCが試合中継をする際、その10年を記念してイベントをしていたことがきっかけで番組を制作しました
【番組担当者の説明】
内容は3つの柱で構成されています。1つは、チームの10年。クライマックスシリーズにも出られない頃から、3連覇を狙うチームになるまでの年間を振り返るVTR。2つ目は、マツダスタジアムは、選手が試合をするだけでなく、たくさんのファンがスタンドを真っ赤に染めて初めてスタジアムの完成形だと捉え、ファンも主役の一人と考えて、ファンにクローズアップして10年を振り返りました。事前の放送で視聴者からマツダスタジアムの思い出を募り、印象的なエピソードや取材にこたえていただける方を探しました。3つ目は、カープ球団からファンへの感謝の気持ちを表すもの。イベントやグッズなどがありますが、今回はちょうどイベントをしていたので、ファンに対して球団スタッフが楽しんでもらいたいと思う気持ちを代弁するという柱としました。
マツダスタジアムは今シーズンで、10年目。来年、10周年がくる。いただいた意見を来年の特番作りに生かしたい。
【委員の方々からのご意見、ご感想】
- 一時間あっという間に見た。
- なぜポルトガルの祭りをカープが選んだのかが番組の最後までわからなかった。ポルトガルではサッカーの方が盛んだと思うが、違和感を覚えた。
- サブタイトルに「夢の器」とあるのだから、もっと球場自体、球場を支える裏方スタッフにスポットをあてる番組が見たかった。構造では、マツダスタジアムがほかのスタジアムとどう違うのか、寝ソベリアや焼肉テラスなど旧市民球場にないものを作ったことも集客につながっているのかなど集客方法の工夫についても知りたかった。また、マウンドの土を入れ替えて日本一になったと聞いたことがある、選手にとってのマツダスタジアムの使い心地など、球場の仕組みも見たかった。
- 旧市民球場からマツダスタジアムに移るときの入札やり直しや苦難も振り返ってほしかった。
- カープ女子も出てきたが、女性を相手に、どういう風にここまで人気になったのかも知りたかった。ファンのためにつくっているグッズの種類や作るうえでの苦労話なども聞いてみたい。
- この番組ならではの打ち明け話や秘密話が聴けたらもっと厚みがでて見ごたえがあったのではないか。
- ナレーションが、男性の元気があって聴きやすかった。女性は温かく優しい語り口で感じがよかった。
- 選手がホームランを打ったり、良いプレイがあったりすると、スタジアムのファン全員がいい顔をしている。あそこは幸せの共有場所だ、そういう一場面が見られていい番組だなと思った。