今回審議したのはテレビ番組「瀬戸内2017 島へ ~秋・冬編~」です。
四月十三日の深夜一時から放送されたもので、平日夕方に放送しているニュース番組「RCCニュース6」のシリーズ企画で取材したものをとりまとめ、広島県内の島の「いま」を伝える番組の第二弾です。
【番組担当者の説明】
毎月1つの島を記者が取材をする企画です。単純に島を紹介するのではなく、その島の今、現状が少しでも伝わればと思い制作しています。
島によっては、何十年も取材に行っていない島もあり、話を聞きながら中身を組み立てて、一つひとつの島の話を作っていくという形です。
【委員の方々からのご意見、ご感想】
- 名前を知らなかった島もあり、今回まとめて見ることができた点はよかったと思います。映像も美しさがよく出ていました。島の情緒、風情と、昔と比べて勢いがなくなっている島の感じが、寂しいけれども、よく出ていたと思います。その中でところどころ元気なこともあるようなので。引き続き取材をして欲しいと感じました。
- 結論として「島の未来は自分達の手で守るんだ」という最終的なテーゼが提示された感じがしました。
- 島のネガティブキャンペーンをやっているようなイメージがしました。終わった時に、なにか寂しい、辛い思いしかないと思いました。マイナス面の方が多く、結果、これは現状なのだというなら、それはそれで一つの制作意図だと思いますが。
- 訪れた島が多種多様で良かったと思います。観光名所めぐりのようになりがちですが、その面は良かったと思います。ただ、今後の可能性とか、一筋の光明のようなものを探るようなところがあれば、せっかく取材したのですから、島のイメージとしてもプラスになってよかったのにと思います。
【その他】
今回の番組審議会では、テレビ局長から番組種別の報告があり、委員の皆さんに了承いただきました。その内容はRCCのホームページで公開されています。