今回審議したのは、11月28日に放送したテレビ番組「元就。300回記念SP 3本の矢より強い300回のYeah!(ヤー)」です。日曜日の正午から放送している「元就。」が300回を迎えるにあたり、RCC開局65年記念番組として水曜日の夜8時からおよそ2時間に渡って放送しました。
【担当ディレクターの説明】
「地元出身タレントのアンガールズの二人が、広島県内を緩い感じで街ぶらしている番組ですが、これまで県内で唯一訪れていなかったのが、毛利の本拠地・吉田町でした。
番組で紹介した毛利元就の逸話を題材にした演劇は、吉田町で80年以上にわたって小学生が演じているものです。その劇に、飛び入りで参加するというどっきりを吉田小学校、吉田町ぐるみで企画してもらいました。ゲストの中村芝翫さんは、非常に温かい方で、その雰囲気を伝えることができたのではないかと思っています。
また、ますだおかだの岡田さんとロッチの中岡さんも、非常にいい形気でロケができました。『元就。』らしい緩さと街ぶら感に、ゴールデン帯に合ったテンポの速さを加えることができたのではないかと思っています。」
【委員の方々からのご意見、ご感想】
- ゲストの中村芝翫さんが非常にいい味を出しておられたというふうに思います。その意味では、最後のお芝居の前に入った大崎上島やカープ飯のコーナーが、少し浮いたような感じでした。
ただ、大崎上島の、ドローンの映像は非常に感心しました。海側から撮ったものや、上から撮影したものなど、角度が違った映像が入っていたことで、島のイメージが非常に変わりました。あの映像はとても良かったと思いました。
- アンガールズが料理を食べて「うまいでがんす」というのが番組の決め台詞となっていていますが、今回お好み焼きを食べてレポートをしていました。せっかく吉田町に来ているのだから、昔からここで食べていた、豆を使った料理とか五穀米とか、そこまで踏み込んで紹介していたら、もっと厚みがでるのかなと感じました。
- 地域を回りながら、特産品や人々を紹介して、山を見せたり、海を見せたり、そして皆さんの好きなカープにまつわる料理ということで話が進められて、本当に見ていて元気になるような番組だと思いました。
- カープ飯のところでストッキングを被っての綱引きがありました。あれは飲み会の場だったら、まあ楽しいのかもしれませんが、今回の番組でされるのが、どうかと思いました。
【その他】
審議会の冒頭、石田委員長から11月に高知で行われたJNN近畿中四国合同番組審議会の報告がありました。