今回審議したのは、昨年の12月24日正午から翌日正午まで放送したラジオ番組「RCCラジオ・チェリティ・ミュージックソン」です。「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」は目が不自由な人が安心して町を歩けるようにと「音の出る信号機」の設置を目指して民放ラジオ局11社が毎年行っているキャンペーンでRCCが参加するのは九回目となります。24時間の放送の中から、約50分に編集したダイジェストを審議会では聴いていただきました。
担当プロデューサーの説明】
「日ごろは忘れがちですが、目の不自由な人たちがどんな生活をしているのかを中心に、24時間の放送の中から編集しました。」
【委員の方々からのご意見、ご感想】
- 本当にいい取組みを行っていると思います。オープニングのメインパーソナリティの声がとても明るく好感を持ちました。キャンペーンに参加している他の放送局との情報交換ややりとりもありましたが、これからももっと広げて欲しいと思いました。
- 目が不自由な方の情報源としてのラジオが、このような取り組みをしていることを初めて知りました。すばらしい企画だと思います。
- 駅などで目の不自由な方の事故が多く発生していると聞きます。今回、電車に乗るまでの実況中継をしていて、改めてどんな大変な思いをされているかということがわかりました。
- 冒頭、「募金」という言葉を連呼されていましたが、何も知らずに聞くと、それだけで離れていくような雰囲気になったのではないかなというのを感じました。
- 司会者の表現でおこがましく感じるところがありました。目の不自由な方たちとの会話についても、違和感がありました。
- 次回以降のチャリティミュージックソンでも、番組として年々進化して欲しいと思います。
【その他】
審議の後、ラジオ・テレビの各局長から新編成の説明を行いました。
今回の審議会で、越智貢委員長が三期六年間の任期を終え退任されました。