今回審議したのは、今年の8月6日に放送されたテレビ番組「8月6日の切符 ~あの日列車が走った~」です。
広島に原爆が投下された昭和20年8月6日、傷ついた人たちを安全な場所へ運ぼうと、列車が走りました。惨禍の中、広島と外の世界をつないだ列車をめぐる物語を関係者の証言や残された資料から辿った番組です。
これまで爆心地の状況について多くの取材をしてきましたが、そこから離れた人たちに取材をしたいと思いました。投下された日に運行した救援列車についての証言を集めるとともに、避難した人たちや、その人たちを受け入れた周辺地域の様子を、多くの人たちにお話を伺い番組にしました。
原爆資料館で子供たちと被爆者の方が接する場面がありましたが、その時にみせた子供たちの表情が、今回の取材の中で最も印象に残ったシーンでした。
これまで多くの取材をしてきましたが、やはり現実の問題としてなかなかうけとめられない部分があります。それが子供たちの表情に出ていたのではないかと感じました。
改めて今後について考えるきっかけになりました。
ラジオ・テレビのそれぞれ担当局長が秋の新編成について説明しました。
六年間委員を務めて頂いた丸岡賢之副委員長が任期を終了し退任されました。