今回審議したのは、2016年5月20日に放送したテレビ番組「ニュース6スペシャル ヒロシマとアメリカ」です。オバマ大統領の広島訪問を前に、ニュース6の小林キャスターが、現在のアメリカで原爆投下をどのように考えているかを取材した番組です。
短い準備期間で、かなり大きなテーマを取材するということでスタッフは苦労しましたが、様々な方にインタビューすることができました。また取材中にオバマ大統領の広島訪問が決定して、ちょうどそのタイミングでアメリカ国内での声も取材できました。特に若い世代で原爆についての意識が変化しているのではないかということをポイントに、取材をしました。
対面することによって、人というのは少しずつ考えが変わっていくのだということを、原爆開発に携わった科学者に会って思いました。オバマ大統領の広島訪問も、来ただけではたしていいのかという意見も勿論ありますが、来ること自体が大きな一歩であり、人と人とが直接話すことは非常に重要だというふうに感じたのが今回の取材の一番の感想です。
今回、大之木委員が副委員長に就任し、新たに小松節子委員が番組審議会に加わりました。