今回審議したのは、4月26日に放送したテレビ番組「Veryカープ!おめでとう!新井貴浩2000安打達成!」です。広島カープの新井貴浩選手が二千安打を達成した四月二十六日の深夜にました。新井選手の生出演をはじめ、入団当時を知る同期生の座談会、秘蔵映像を交え、二千安打までの道のりを振り返った一時間番組です。
【担当ディレクターの説明】
「カープの新井選手の二千安打達成のその日に、どのような形で、その模様や裏側を放送するかということをポイントに考えました。もちろん他の局も特別番組を放送することはわかっていましたので、どう特色を持ったものができるかを一番に考えました。」
【委員の方々からのご意見、ご感想】
- テンポがよく、生放送でありがちのギクシャクしたところがあまりなくてとても見やすかった。座談会もアナウンサーなしで進行したところが、それぞれの個性が出てよかったと思います。
- 熱狂的な野球ファンには必要ないでしょうが、二千安打の意味や、これまでカープで達成した選手の情報など、カープファンの底辺を広げるという意味から云うとあった方がよかったと思います。それと新井選手の歴史というか、学生時代のことなどもあれば、全然知らなかった人たちにも分かってもらえるのではないでしょうか。
- 新井選手のインタビューの際に、画面左手に新井選手がいましたが、やはり上手にいる方がしっくりくると思いました。
- 二千安打という大きな記録について、これまでの歩みとか成績とかの直球勝負だけでなく、人柄やまわりの人物など、いわば変化球もうまく織り交ぜて作っていると感じました。
- 高齢のファンには、記録達成当日の深夜だとなかなか見られないので、時間的なことも配慮できればよかったのではないでしょうか。
【担当ディレクターの返答】
「放送時間については、達成したらできるだけ早く放送をしたいと思っており、放送する枠を一番早くとれるのが、あの時間でした。翌日のお昼という選択肢もあったかもしれませんが、新井選手に出演してもらえるかなど含め、総合的に判断して当日の深夜となりました。」
【その他】
六年間委員を務めて頂いた上田裕子副委員長が任期を終了し退任されました。