今回審議したのは8月6日放送のラジオ番組「ラジオドラマ 赤ヘル1975」です。
原爆投下から30年。広島カープが悲願の初優勝を飾った1975年を舞台とする重松清氏原作の作品をラジオドラマとしたものです。原爆投下から30年経っても苦しみ続ける市民たちが、広島カープという球団に初優勝の夢を託した青春ドラマです。
「8月6日の正午から3時間にわたり、生放送形式で放送した番組のドラマ部分90分です。放送では、元カープの外木場義郎さんをスタジオにお招きし、3部構成のドラマ部分を聞いていただきながら、当時を振り返るというかたちで、番組を制作いたしました。500ページ以上の原作をもとに脚本化し、今回のドラマを作りました。戦後70年、広島の復興の中で、広島の街が一つになることの大きなきっかけが、カープの初優勝だったのではないかと考えました。華やかな時代が当たり前な若い人に、苦しい時代の中で、ようやく勝ったということを知ってもらうために、当時を知る人はもちろんですが、むしろ若い人に聞いて欲しいという気持ちで作りました。」と説明がありました。
担当局長から、テレビの番組種別の説明がありました。