審議に先立ち、出席者全員で8月20日に発生した土砂災害の犠牲者に黙とうを捧げました。
今回審議したのは、8月6日に放送したテレビ番組「野球が好きなんじゃ~広島復興とカープ誕生」です。明治時代から盛んな広島の野球に焦点を当てながら、戦後の復興の歩みを描きました。
取材を進めるうちに、カープ創立期の球団趣意書の原案を発掘することが出来ました。番組制作にあたって、誰でも見られるものにしたいとの思いで作りました。
時間が限られる中、カープの初優勝や樽募金は語り尽くされていますが、触れない訳にもいかず、苦悩しました。
中沢啓治さんの漫画は、幅広い年齢層に番組を見てもらうためのツールとして入れました。
テレビとラジオの秋の番組改編について、それぞれ担当局長が紹介しました。
ラジオは、「ヒビカン」が終了して「おひるーな」がスタートすること。
テレビは、「イマなま3チャンネル」のタイトルが「イマなまっ!」になり、MCが青山高治と泉水はる佳アナウンサーに替わることなどを報告しました。
中国放送番組基準の改正について、諮問が行われました。
今回、日本民間放送連盟の放送基準の一部が改正されます。第109条の「私的な秘密事項の調査を業とするものは取り扱わない」は、「人権侵害や差別の助長につながるかたちで個人情報を調査・収集・利用するものは取り扱わない」に変更されます。それ以外に6件の条文の改正があり、内容は関係法令等の変更に伴う所要の字句修正です。
テレビ局長は、放送基準を準用している中国放送番組基準を改正すること。これまで「結婚相手紹介サービス業」の広告を、業界全体で一律に排除してきた運用を変更し、RCCで取り扱う場合は十分審査することなどを説明しました。
中国放送番組基準の改正について、番組審議会で了承されました。