今回審議したのは、7月22日に放送したテレビ番組「夏旅!知ってるつもりの中四国むかし伝説
~しまなみ海賊の娘・岡山桃太郎・萩城下町のホントの巻」です。毛利元就から現代の街の魅力を再発見せよという命を受けた家臣アンガールズと町娘が、中四国の歴史ある町を歩き、今も残る伝説を辿りました。年に一度海の日に放送する番組で中四国のJNN系列6局にネットしました。
【担当プロデューサーの説明】
現在、日曜日のお昼に放送している『元就。』が中四国に遠征。あまりかしこまらない番組を目指して制作しました。
【委員の方々からのご意見、ご感想】
- 夏休みに見るのにふさわしい、家族で楽しめる番組だ。
- 随所に「へぇ」というところがあり、おもしろかった。
- お菓子にまつわる話が多くて、非常に楽しく見させてもらった。
- アンガールズの緩い空気や広島弁がいいと思った。
- 気軽に見ることが出来て、勉強になる番組だった。
- 元就公の声が独特でイメージが湧いておもしろい。
- 岡山の吉備津神社で、釜の鳴る音で吉凶を占う鳴釜の神事のシーンがあったが、音が良く聞こえなかった。音だけでももう一度鳴らしてほしかった。
- 最後にもう一度ロケ地紹介をしてほしかった。
- 岡山出身だが、吉備津神社の話は知らなかった。他県の人が見ると、もっと関心が持てるかなと思った。
- 夏みかん羊羹は全国にたくさんあるが、萩の光國本店のものは歴史的に一番古い。その比較があれば良かった。
- 萩のシーンはふざけ過ぎだ。住職の個性をもう少し出したら、もっと楽しくなったと思う。
- 村上水軍の話は新しい発見、驚きが少なかった気がする。
- 中四国でもまだまだ昔話で知ってるつもりがあると思うので、ぜひ続けてほしい。
- 船に乗って渦潮を見るシーンがあったが、一般の人も体験できるのかどうかの説明があれば良かった。
- きびだんごが昔四角いものだったことを知らなかったので驚いた。
- 名所と食べ物が一つずつセットになったスタイルなので、どこで食べられるか、などの情報がほしかった。
- 大学の先生や地元の詳しい人に聞くなどして、きちんとした構成を基に制作したらもっといい番組になる。
- 萩、岡山、今治のそれぞれの地点はおもしろいが、3つ合わせるとやや統一感がなく、散漫になったかなと思う。
- 女性タレントの選定が残念だ。
- CMの前後がうまく連動出来ていなかった箇所があったのではないか?
- テレビ番組の『元就。』がベースになっているという考え方は分るが、新味がない。折角の海の日の特別番組なので、他のアイデアはなかったのかと思う。
【担当プロデューサーの返答】
ロケ場所は海の日を意識して選定しました。何れは全国に広げたいと思います。