今回審議したのは、3月28日に放送したラジオ番組「平成ラヂオバラエティ ごぜん様さま」です。この番組は、月曜から金曜の朝9時から11時半までの放送で、11年間続いています。審議したのは、名物パーソナリティの世良洋子さんの最後の放送で、43分に編集したものです。番組は、前半はRCCのスタジオから、後半の11時からはエディオンスタジオ紙屋町で公開生放送を行いました。
【担当プロデューサーの説明】
世良さんはリスナーに育てられたということもあり、最後は公開放送が相応しいと思い、企画した。平日の午前中にも関わらず、会場には300人余りが集まった。
【委員の方々からのご意見、ご感想】
- 楽しい番組だった。
- 今回の放送を聞いただけでもリスナーに愛され、親しまれたパーソナリティであり、番組だと感じた。
- リスナーの方々との双方向で作られている番組ということで、ラジオの特質を生かした感じがよく出いる。テレビでは出来ない番組だ。
- いつも聞いているが、金曜日の世良、横山コンビが元気いっぱいで楽しい。世良さんが出演されなくなると寂しい。世良さんにはときどきゲストで出てほしい。
- 横山さんは結構毒舌で辛口。話にテンポがある。毒舌同士が絡み合うと厳しいので、相手方はほんわかしたタイプがいいかなと思う。
- テレビと違い、メールや手紙、はがきを通じて、リスナーとパーソナリティが親しい関係であるのがよく分った。
- ラジオには、ちょっとした一言、しゃべり方、口調で、聞いている方の信頼を失いかねないという怖さがある。
- かなり強い言葉も言っているが、間合い、タイミングが上手だ。
- 集中して聞くと少しキツイなという感じはあるが、何かをしながら聞き流していると毒舌も、横山さんとのやりとりも楽しく聞ける。
- 10年前の上野さんと世良さんのやりとりを流すと変化や歴史が分ったのではないか。
- 上野隆紘さんがゲストで出ていたが、初めてのリスナーもいることを考えると、最初に紹介があったほうが良かった。
- 上野、世良コンビの「なんでもジョッキー」を聞いていたので、非常に懐かしかった。
- 横山さんはこの番組が一番良い。たぶん世良さんの力も大きいと思う。
- 10年くらい前に世良さんが横山さんの毒舌に対して、「そこに横になってなさいと言い始めた」という話が聞けておもしろかった。
- テレビであれば情報量が少なく、もたないと思うが、ラジオだとすっと入るのが不思議だ。
- 世良さんの70年の経験を生かした語りの番組を聞きたい気がする。
- 今後横山さんがどうなっていくのか楽しみだ。
- 最後にリスナーから一言と言って、フロアーから声をかけている場面があったが、何を言っているのかわからなかった。
- この番組を聞いて何を審議するのか素朴な疑問を感じた。
【担当プロデューサーの返答】
今回、世良さんが番組を卒業することになったのは、70才になり、節目だということ。今、世代交代がひとつの課題だ。