今回審議したのは、1月3日に放送したテレビ番組「カープ菊松原点ツアー~おれ、実家に帰っちゃいます!」です。番組は、昨年ブレークしたカープの若鯉の松山選手を軸に、菊池、岩本選手にもう一度原点、初心に帰ってもらおうと企画した。
【担当プロデューサーの説明】
松山選手は昨年のヒーローインタビューで「鹿児島のおじいちゃん、おばあちゃん」というフレーズでブレイクした。それを茶化したマエケンと菊池選手が盛り上げた。カープ選手と仲が良い坂上アナウンサーの裏情報を交えて、松山選手が菊池選手と一緒に鹿児島の実家を訪ね、松山選手の原点を探した。
【委員の方々からのご意見、ご感想】
- 非常に楽しい番組だった。特に松山選手の実家を含め、地域が非常にいい感じで撮影されていた。
- 正月に家族で見るには楽しい番組だ。
- 坂上アナウンサーが日頃から選手と触れ合っているのがよくわかる番組だった。前田投手もリラックスしていて、番組に協力している。
- 松山選手は人柄が良く、優しさが伝わってきた。これからも応援していきたい選手だと思った。
- 鹿児島県大崎町からプロ野球選手が3人も出でいるのは知らなかった。彼らを育てた新留監督はキャラクターも話も良かった。
- 福留選手のパネルの横に松山選手のパネルを掛けるという仕掛けはわざとらしさの中におもしろさがあって良かった。
- 松山選手の里帰りという仕掛けを作ったところがユニークでおもしろかった。
- 岩本と松山選手の表情が生き生きして、素顔がよく描かれていた。
- 松山選手の母親の手作りの豚肉料理は原点という意味で非常に良かった。ほかにも、もっと食を捉えてほしかった。
- 東京の菊池選手の実家も訪ねると良かったのではないか?
- タイトルに岩本は入っていない。岩本選手のシーンはないほうがむしろ良かった。また、出身校の広島商業高校の卓球部の顧問は出ているのに、野球部の監督はなぜ出ないのかと思った。
- アテンザのシーンは必要ないと思った。
- スーパーは去年より昨年とした方がいいのではないか?
- 鹿児島のシーンで地図は出ていたが、土地の紹介をもう少し上手すると良かった。
- 題名を見て、原点に帰るというのは鹿児島に帰ることではなく、野球人生を訪ねることを期待していたが、鹿児島に帰り、祖父母に会って、お涙ちょうだいで終わってしまっている。
【担当プロデューサーの返答】
ソフトボールの監督が松山選手に宛てた手紙があることや、大崎町に松山選手のポスターが貼ってないことは事前に知っていた。大崎町は撮影に協力的で、非常に良い町だった。
【その他】
北村委員は1月末で番組審議会委員を退任された。