今回審議したのは、11月4日に放送したテレビ番組「風をきって走りたい~青春のわすれものを探して」です。この番組は「イマなま3チャンネル」で司会を務める西田篤史が、若い時からの夢だった大型二輪免許の取得に挑戦。憧れのハーレー・ダビットソンでロングツーリングをするまでを描いています。
【担当プロデューサーの説明】
教習所に通っている人はかなりの割合で定年前後の男性や、女性がいる。取材対象者に恵まれて、幅広いターゲットの番組が作れた。
【委員の方々からのご意見、ご感想】
- 一言で言うと、疲れずにボーッと見ていたい番組だ。面白い企画だと思った。
- 若いころには出来なくても、今のうちにやれることがたくさんあるという中高年世代にもいいメッセージになったと思う。
- ハーレー・ダビッドソンの値段が出ていなかった。値段に興味がある。
- 高速道路を走っていて、バイクの団体がいるとその周りを運転するのが怖いと思うが、彼らがどんなことに気をつけて走っているかがわかれば良いと思った。
- ハーレーのこういうところが好きなのでハーレーに乗るんだというのがあればいいのではないか?
- 副題の「青春のわすれものを探して」がメインテーマとの説明があったが、前向きに50代60代を生きると捉えることも出来る。青春のわすれものと結びつけなくても良かったのではないか?
- 番組だけを見ると、みんな当たり前の様にハーレーに乗っている。青春の憧れが今実現するというあたりが分りにくかった。
- 試験の映像は放送できないとのことだったが、合格、不合格の映像はある。工夫のしようがなかったのかと思う。
- ハーレーを手に入れるまでの決断とか、こうしてお金を貯めて買ったとかがあっても良かった。
- 最初にクールス時代の舘ひろしがバイクに乗っているシーンがあれば、ハーレーのかっこよさが現れたと思う。
- ドキュメンタリーというよりもハーレー・ダビッドソンの全面広告番組と言われても仕方がないという感じがする。
- 映画「イージーライダー」の音楽「ボーン トゥ ビー ワイルド」が最後に流れたのが非常に良かった。
- 二気筒の音にはアルゼンチンタンゴやワルツが合う気がする。BGMを変えるともっと面白いバイクの楽しみ方の番組になったのかなと思った。
- いつもはシビアな意見も出るが、今回は委員の皆さんの人生を重ねているのか比較的なごやかな意見が多かったようだ。
- ツーリング場面は乗っている人は楽しいと思うが、見ている人にとってはつまらない。他の作り方があったのではないか?
【担当プロデューサーの返答】
ツーリングシーンの撮影はは追い越し車線をなるべく走らずに行った。隊列走行など、もっときれいに描くことが出来たかなと思う。
【その他】
技術局長は、総務大臣からRCCに対して放送の再免許が交付されたこと。期限は11月1日から5年間であることなどを報告しました。