今回審議したのは、8月3日に放送したテレビ番組「我に勝て 伯和ビクトリーズ泥だらけの夢」です。東広島市の社会人野球チーム伯和ビクトリーズ。番組ではアマチュア野球の最高峰、都市対抗野球大会への出場を目指す彼らに密着取材しました。
【担当プロデューサーの説明】
創部9年目の伯和ビクトリーズはプロ野球と高校野球の間に位置する社会人野球のチームです。どこにでもある野球チームの選手たちが、都市対抗野球大会への出場を目指して頑張っている姿を描きました。
【委員の方々からのご意見、ご感想】
- 都市対抗野球のおもしろさを教えてもらった。
- 一生懸命に生きている人間の姿は文句なしですばらしいと思った。
- 後援会に入っているが、練習風景を中々見ることがない。番組を見て頑張っているがよくわかった。
- このような放送をもっとしてもらい、社会人野球の素晴らしさを広めてほしい。
- 「勝つために何かが変わっていった」とあったが、映像での説明が少し足りなかった。
- スポーツ根性もので、どこにでもある番組になっていた。職場の人たちの下支えがあることを視聴者に知ってもらうことが重要ではないか。
- 番組の中で「社会人野球は違う」と言っていたが、プロ野球や高校野球とどう違うのかがほしかった。
- タイトルは「我に勝て」だったが、そのテーマで見ると少し違うのではないか?
- 監督のしゃべる言葉がわからなかった。全部字幕を出したほうが良かったのではないか。
- 社会人野球よりももっとマイナーなスポーツで頑張っている人たちにもスポットを当ててほしい。
- ナレーションで「やつら」という言葉を使っていたのが気になった。「彼ら」でも良かったのではないか。
- タイブレークのシーンで12回裏の映像がなかったため、良くわからなかった。スコアボードの映像がほしかった。
- 選手がどういう仕事をしているかは分ったが、家族や収入などをもっと知りたいと思った。
【担当プロデューサーの返答】
伯和ビクトリーズはリースキンを引き受けて出来た野球チーム。リースキンが廃部になって9年も経ち、監督以外は全員入れ替わっている。部の歴史に触れず、プレーと選手に特化して制作しました。
【その他】
10月の審議会では、放送法で義務付けられているテレビの「番組種別」の放送実績について報告し、委員の了承を得ました。「番組種別」の実績は、RCCのホームページにも掲載しています。
井上周子さんが番組審議会委員に就任されました。