今回審議したのは、「広島発!汁なし担担麺~ブームの謎を追い四川へ~」というテレビ番組です。この番組は、中国・四川省生まれの汁なし担担麺が、今 広島で非常に人気があることから、本場の味を探ろうと 現地で取材し制作したものです。
取材に当たっては、広島の有名店の店主が、麺を食べ歩きました。
RCCは、「アォーン」という若者向けの情報番組を放送しています。この中で、広島市内にある汁なし担担麺のお店を何度か取り上げました。今回の番組は、この部分を一本の独立した番組として、海外取材を交えて制作しました。広島でブームになっているとは言え、知らない人もたくさんいます。このため、汁なし担担麺の説明を入れながら、広島のお好み焼きに次ぐような人気が定着すればという思いを込めて作った番組です。
番組はとてもテンポがあった。ディレクターが映像の中で、本場の麺を食べた感想を述べていたが、本当に好きなのだなと感じた。
非常に唐突感があった。「アォーン」から派生した番組なら、例えば 青山アナウンサーが登場するなど、何か繋がりが分かるような作り方をした方がスムーズに内容に入ることが出来ると思った。
味覚の表現に物足りなさを感じる。中国の麺は、ゆで方や歯ごたえ、匂いが日本の麺とは全く違う。そこに触れることなく、ただ『おいしい』と言われてもリアルに伝わってこない。
広島県と四川省は友好提携しているが、こういう結びつきも新たに広島で生まれているのかと、非常に新鮮に感じた。
汁なし担担麺が、これから どのように発展していくのか、ぜひ追いかけて欲しい。
また 中国から伝わった食文化の歴史的背景も しっかり押さえてもらいたい。唐突感を改善する方法として、「アォーン」の青山アナウンサーを出すのは、いいアイデアだと思います。番組の続編の構成については、まだ分かりません。ただ、四川省で取材した映像が、まだ かなりあります。それを含めながら、3人の店主が本場の担担麺を食べた感想を入れる予定です。また 3人それぞれの新作メニューもご紹介します。