第570回中国放送番組審議会概要

今回審議したのは、テレビ番組「元就。ひろしまテスト」です。
この番組は、RCC開局60年記念として4月から始まり、月曜日から金曜日までの毎日午後6時56分から放送しています。

【企画担当者の説明】

開局60年のキャッチコピーは「広島家族。RCC」です。
これは、広島県に暮らす人々をひとつの家族のように繋げたいという決意を表しています。その思いを込めた番組が「元就。ひろしまテスト」です。
内容は、広島県に関する一問一答のクイズ形式で、社会や理科、国語など科目別に出題しています。番組のターゲットは主に小学校高学年ですが、クイズが家族の会話にまで繋がるようになればと願っています。

【委員の方々からのご意見、ご感想】

答えが分かりそうで分からないという面白い問題だった。ただ、大人目線の問題が目立っていた。子どもにとってはどうだったのか。
クイズの問題が、広島県の西部に偏っているような印象を持った。
問題が採用された人の名前を放送で言ってあげたらどうか。特に子どもの場合は、魅力に感じるのではないか。
見終わったあと　家族の会話に発展するようなメッセージが何かひとつ番組の中にあればいいと思う。
番組キャラクターの「元就」を商品化してはどうか。可愛いので子どもに受けると思う。そうすれば　番組の認知度も上がるのではないか。
番組は正味２分しかなく、結構詰込み型になっている。もう少し、映像を見ればすぐに分かるような作り方が望ましい。
クイズは一問一答だが、その問題をさらに膨らませるような新たな番組が作れるのではないか。
問題作成チームを社内に作ったとの事。RCCが組織的に大きく変わろうとしている空気を感じ非常に興味深い。

【企画担当者の返答】

様々なご意見やご感想を伺う中で、すぐにでも番組に反映できるアイデアが数多くありました。例えば、問題作りの対象とする年齢層や取り上げる地域の偏りなど、ご意見を頂きましたので、今後、番組コンセプトに沿って、さらに努力致します。
また、この番組からいろんな展開に拡げられる可能性あるとご指摘を受けました。非常に嬉しく感じ、自信を持って展開を考えます。

＜文責：中国放送番組審議会事務局＞

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